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2020年6月アーカイブ

のうぜんかづら

のうぜんかづら

梅雨空や のうぜんかづら 弾けたり

東京の街角のそこここに、

だいだい色の花が

折り重なって咲いている姿がみられるようになった。

時にハッとするような色で、

梅雨空を瞬間明るくしてくれる。

夏の近さを知らせるはなだ。



クチナシ

クチナシ

クチナシの 残り香白し 夏の夜

クチナシが強く香る季節になった。

香りに誘われて、花の姿を探し求めた。

近くの生け垣に白い花が重なるように咲いていた。

まるで、真夏の夜の夢のように

ぼんやり闇に浮かんでいた。



暮らし

クリーニング店

繰り返す 日々の暮らしや 梅の雨

近所に古くからのクリーニング店がある。

朝はその店の奥さんが店の前の掃除をして店を開け

主人が店の奥で一日作業をしている。

昼休みは一時間ほど休憩をとり、

夕方には店を閉める。

そうやって何十年もひっそりと

この生活を繰り返してきたように想像し、

なんとシンプルな、なんとまっすぐな生き方なんだろうと、

感じ入ってしまう。

自分には決してできない生活に妙なあこがれさえ抱いてしまう。

実際には酸っぱい梅の味もするのかもしれないのに。



梅雨寒の雨

梅雨寒の雨

目覚めれば梅雨寒の雨の音する

今朝目を覚ますと雨音が聞こえてきた。

ポツン、ポツンと窓をたたいている。

今日は待望の雨だ。

きっと気温を下げて、少しは過ごしやすくなるかもしれない。

大雨にならなければ、

梅雨の間だけでも雨になってくれるとありがたいものだ。



梅雨寒

梅雨寒

暑き日や 梅雨寒の雨 待ちわびて

梅雨に入ったというのに、梅雨の晴れ間の昨日、

今日は35度を超える暑い日となっている。

朝から陽が照り付けまさに真夏の陽気で、

外歩きの仕事や工事関係者はたまったものではない。

こんな日は梅雨の雨しかも梅雨寒の雨が懐かしく、

待ちかねてしまう。



コロナ梅雨

カバの置物

置物の カバにもマスク コロナ梅雨

散歩をしていたら、ある家の玄関の飾りに、

カバの置物が置かれていた。

その置物がマスクをしているではないか。

コロナ禍で殆どの日本人がマスクをしている中、

カバの置物まで

マスク姿の今の日本を象徴しているかのようであった。



ブルーインパルス

ブルーインパルス

「キタ、キター」 ブルーインパルスの夏空

少し前のことになるが、

医療従事者への感謝と激励を込めて

自衛隊のブルーインパルスが東京上空の編隊飛行を行った。

編隊飛行を楽しみにしていた人達は、

飛行時間に合わせて、今か今かと空を眺めていた。

そして、ブルーインパルスは突然空に現れ、

人々は「キター」と感嘆の声をあげ、

夏空と飛行隊を眺め感動した。



初夏の朝

初夏の朝

かまびすし 小鳥さえずる 初夏の朝

朝早く目が覚めた。

まだ人々の動きは始まってはいないが、

小鳥たちはうるさいほど鳴き声をたてている。

「チュンチュン」「チーチー」「キョッキョッ」

次から次に何か理由でもあるのだろうか。



真鴨

真鴨

真鴨 飛び来りて泳ぐ 走り梅雨

近くの池に鴨が飛んできて泳ぎ始めた。

すいすい気持ちよさげに泳ぎ

たまには水に潜って餌を探している。

人間の世界とは異なり、何も考えずに

本能に任せて自然に生きているに違いない。



梅の実

梅の実

庭園の 梅の実ポトリ 走り梅雨

目白庭園は都心の住宅地にひっそりと佇んでいる小さな日本庭園である。

小さな池のまわりには季節の植物が植えられ、

明治時代に建てられた庵の前には大きな梅の木が立っている。

庭園を散歩していると、突然ボトンと音がして、

あたりを見回すと大きな梅の実が落ちてきたようだ。

梅雨の走りの湿度の高い日には

こうして梅の実が落ちてくるのだとあらためて感心した。



夏匂う

欅並木の画像

夏匂う 欅並木の 若葉かな

近所の大欅並木は新緑を通り越して緑浅き若葉になり、

並木道を覆う若葉の屋根となった。

並木道を吹き抜ける風は時に暑さを纏い、

時に涼しさを運び、夏の匂いを充満させ始めた。

通りを歩く人々の服装も半そでシャツが目立ってきた。



荒川線

荒川線の画像

初夏の夕 荒川線に乗り込もう

春も盛りを過ぎて少し暑さを感じる日も現れてきた。

ただ、真夏のような湿度の高い暑さではなく、

爽やかな気持ちの良い暑さで、特に夕方などは暑さも収まり、

心もうきうきしてくる。

そんな時は都電荒川線に乗り込もう。

早稲田から大塚、巣鴨を経由し、王子、荒川を過ぎ三ノ輪橋に至る。

ゆっくり走り、街並みを楽しみ、

三ノ輪橋から浅草に出て、ドジョウ鍋を楽しんでもいい。

東京の初夏の夕べはこうやって過ごしたいものだ。



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