
蒸し暑き日や 急坂の堪え難し
この坂は一体どのくらいの傾斜があるのだろう。
梅雨に入って今日のように蒸し暑い日は、この急坂は耐えられない。
株式会社ハンモック会長による、写真俳句ブログです。
蒸し暑き日や 急坂の堪え難し
この坂は一体どのくらいの傾斜があるのだろう。
梅雨に入って今日のように蒸し暑い日は、この急坂は耐えられない。
くちなしの 夕暮白く 匂いけり
夕暮の街を歩いていると、風に乗ってくちなしらしい香りが漂ってきた。
角を曲るとくちなしの生垣があらわれて、白い花がぽっかり闇の中に浮かんでいた。
何の花の種か知らず 風に乗って飛んでゆけ
まるでたんぽぽのような花の種がそこいら中についていた。
何の花なのだろうか。
今にも風に乗ってどこかに飛んでいきそうだった。
強い風に乗って見知らぬ土地に根づけば良いが。
あじさいと 見まがいにけり 七変化
この花をはじめて見たとき、あじさいの変種かと思った。
極彩色の小さなあじさいもどきはランタナ(七変化)という
もう一つの梅雨の花かもしれない。
青々と 雨つれなくも あじさいの花
梅雨の雨はうっとおしい。
傘をさしても濡れる程降りつづいたり、まるで冬のように冷たい雨だったり。
そんな日もあじさいのいきいきした宝石のように輝く花を見ると、
心がいやされるようだ。
梅雨寒や オン・ザ・ロックの 果てぬ夢
一日中雨が降り続いて、一日中気温が上がらない梅雨寒の日だった。
早々と床についたが、途中で目が覚めてウィスキーをロックで飲みはじめた。
いろいろな想いが浮かんでは消え、浮かんでは消え、
見果てぬ夢を見つづけている気分だった。
緑ありて 共に生きるや 初夏の風
猫が2匹共に暮らしていた。
兄弟でも姉妹でもないらしい。
何かの縁でいっしょに生活するようになったらしい。
自由に干渉せず、必要な時には助けあう。
初夏の風が心地良い。
外の雨音 確かめて 梅雨の空
昨日の暑さはまるで夏。今日は朝からどんより曇り空。
昼前には外で雨が降り出したらしい。
梅雨がありがたいような困るような。
夏の暑さが続くよりまし。
初々し 梅雨入り前の 白アジサイ
梅雨入りを控えた日曜の午後、
咲いたばかりの白いアジサイが近くの家の前で風に揺れていた。
何色にも染まっていない小さな白い花が、いかにも初々しく可憐に見えて、
思わず立ちどまって見入ってしまった。
ブローニュの森まで届け 大声援
先週から赤土のクレーコートを使った全仏オープンが開催されている。
錦織圭や大坂なおみが戦っている。
テレビの画面を見つめて、一生懸命応援を続けている。