
夏始まる前に 歩いて歩いてビール
スポーツジムも閉じたまま、
運動不足を補うべく、散歩に精をだす。
それなりに歩いた後は一杯のビールでのどを潤す。
それでは意味を為さないのでは。
いやいやストレス解消にはこれで十分。
株式会社ハンモック会長による、写真俳句ブログです。
夏始まる前に 歩いて歩いてビール
スポーツジムも閉じたまま、
運動不足を補うべく、散歩に精をだす。
それなりに歩いた後は一杯のビールでのどを潤す。
それでは意味を為さないのでは。
いやいやストレス解消にはこれで十分。
走り梅雨 アジサイの花 緑なり
梅雨が始まろうとしている。
雲が厚く垂れこめ、蒸し暑さが日本を覆い始めた。
梅雨の花アジサイが緑色の花を形づくり、
これから七変化を演じ始める。
緑のアジサイも初々しいものだが、
あとどれくらい緑のままでいられるのだろうか?
タンポポの種 まあるくなりて 風を待つ
黄色い花を咲かせていたタンポポも
花の時期が過ぎてしまった。
風に乗って飛ばされるのを待つ種が、
白く丸い姿を形ずくって、
適当な風が吹いてくるのを今か今かと待っている。
水張りし 田毎の思い 風に乗る
5月の連休中に田んぼに水を張ったのであろうか、
満々と水をたたえたそれぞれの田に、
薫風がかすかな波を立て、
田植えの時々の気持ちをどこかに運んでいくようだ。
緑雨 胸のつかえを 流し去り
雨が降った。
新緑のころの雨はきもちが良い。
雨水に息づいた木々の緑が生き生きと輝き、
様々なストレスや胸のつかえを流し去ってくれるかのようだ。
山の端に 月は残りぬ 春の朝
朝早くドライブをしていたら、まだ満月が東の空に残っていた。
山の端にそろそろ入って見えなくなりそうで、ただ、朝の清澄な空気の中に
残月の香りを漂わせながら、存在を主張していた。
コロナ禍や 我関せずと 鳩の春
人間の世界はコロナ、コロナで右往左往しているなか、
鳩の世界は人間の出入りが少なくなり、
今まで以上にゆったり生活できているのだろうか。
それとも、人間社会に習い
ソーシャルディスタンスをとって生活しているのだろうか。
鳩の止まり方を見て疑問に思った。
緑なる 風の音する 法明寺
池袋駅から南に500mほど下ったところに
日蓮宗の大きなお寺がある。
都会にはまれな大きな敷地に
大きな桜の木が何本も植えられていて、
四季折々に自然のやさしさを伝えている。
今日は眩しいほどの新緑が風に薫り、
ただそれだけの音が静けさを際立たせていた。
誘われて ジャスミンの花 探したり
この連休は「Stay Home」。
家に閉じこもるのにも飽いて散歩にでた。
しらない道を歩いているとジャスミンの花の香りが漂ってきた。
この花の香りは強く、東京ではそうそう見当たらないのだが、
この街にはそこかしこで鼻を衝く。
ついつい誘われて花を探してしまった。