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2019年12月アーカイブ

ワインバー

ものうげに 紫煙たゆたう ワインバー

仕事納めの頃ともなると、あれだけ混み合っていたワインバーも

気が抜けたように寂しげになる。

客の少なくなった空間に煙草の煙がものうげに漂っていた。



トナカイ

トナカイ

電飾のトナカイ 寂しく歩く聖夜かな

近くの家の屋根にトナカイのイルミネーションが飾ってあった。

たった一匹のトナカイが屋根づたいに歩いているイルミネーションで

かわいいやら寂しいやら、クリスマスも落着いたイベントに

なりつつあるのかもしれない。



林檎

林檎

林檎の香 胸いっぱいの車中かな

古い友人から林檎が届いた。

もう30年も前に長野に転勤になり、信州の自然と人情を楽しませてもらった。

以来冬になると蜜のつまった林檎を心待ちにしている。

届いた林檎をおすそ分けしようと車中に持ち込んだら、

林檎の香りが車中いっぱいにひろがった。



北風

北風が吹き抜けにけり 大銀杏

家の近くのお寺にランドマーク的大銀杏の木が聳え立っている。

その大銀杏も黄金色の葉を全て落して、寒々とした光景となってしまっている。

今日は北風が強く、さらに大銀杏を震わせているようだ。



残り葉

散りそびれ しがみつきたり 紅き桜葉

普通なら散ってしまっているはずの桜の葉がしっかり紅い葉を残していた。

元気がいいようで少し無残なようで、

でもあと1ヶ月もつのだろうかと心配してしまった。



銀杏

秋深し 花散るごとく 銀杏散る

高尾山近くの銀杏並木には黄金色に色づいた銀杏の葉が残っていた。

しかし風が吹くたびに一枚また一枚、時には花が散るように、

はらはら、はらはら落葉が降りそそいでいた。



窓開けて 風を入れたり 冬の午後

寒い日が続くと、ついつい暖房に頼ってしまう。

そしていつの間にか頭がぼうっとなる程、部屋の中が暖かくなる。

思い切って窓を開けると冬の冷たい風が部屋に入りこんできて、

身も心もきりっとひきしまる。



赤ワイン

金曜日 午後休取って 赤ワイン

気持の良い冬晴れの金曜日。

午後の仕事は急ぎではない。

午後をのんびり過したくて、午後休を取った。

行きつけの小さなフレンチレストランでランチをたのみ、

カベルネソーヴィニヨンのグラスワインをゆっくり楽しんだ。



冬の光と風

この庭には 冬の光と風がある

リーガロイヤルホテルは大隈庭園をホテルの庭として借りている。

庭園には多くの木々と芝生と池が配置され季節の鳥が訪れる。

真冬には白鳥も飛んで来たりする。

庭に通じるホテルの扉を開けると冬の光が弾け、冬の風が吹き抜ける。



山茶花

山茶花

真白き山茶花に 冬が来ている

突然玄関のそばの山茶花が花を咲かせた。

大きな白い花々がいちどきに現われて、はっとする程驚いた。

同時に冬の到来をはっきりと感じさせた朝だった。



落葉

水面なる 紅葉哀しみ 落葉降る

大隅庭園には小さな池がある。

その池の水面にはまっ赤な紅葉がきれいに映っている。

まさに日本の秋の情景。

この美しい風景もすぐに落葉の季節が紅葉をまる裸にし、

寒々しい光景に変えてしまうのだろう。



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