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2018年5月アーカイブ

あじさい

あじさい

ひとつ家は あじさいばかり 咲きにけり

山のふもとには集落から離れた家がぽつんとひとつ建っていた。

その家のまわりにはどういうわけか

あじさいの花だけがしっかり咲いていた。



五月

五月

海を見る 空を見上げる ひとりきり

誰もいない海岸を散歩していた。

五月の空は澄みわたり、海は遥かかなたまで静かにたゆとうていた。

この地球にたったひとりであるかのようなさびしさと悲しさを感じていた。



薔薇

薔薇

薔薇一輪 風薫る日に 揺れにけり

図書館を出ると、かたわらの家の垣根から

ピンク色の薔薇が顔を出していた。

五月の心地良い風が吹き抜けると、花びらも柔らかく揺れていた。



初夏

初夏

初夏の夕 風吹き渡り 初夏匂う

初夏の夕べは涼しい風が吹き抜ける。

ようやく傾き始めた夕陽がそこいら中を黄金色に染め、

得がたい気持にさせられる。

こんな夕べをこれから何度あじわうことができるのだろうか。



太平洋

太平洋

朝凪の 太平洋や 雲白し

今日は朝から気持良く晴れた。

波一つない大海原はどこまでも青く、

はるか大空に浮ぶ雲は白くきわだっていた。



潮騒

潮騒

寝付くころ 潮騒遠く かすかなり

少し疲れがたまっていたのか、夕食後早々と床についた。

海辺の家からは耳を澄ませば、潮騒が聞こえてくる。

いつの間にか、眠りにつくころには、

その潮騒も静かにかすかになってしまっていた。



薫風

薫風

水張りし 田を渡る風 薫りけり

今年は田植が早いらしい。

房総半島では田毎に水を張り終え、田植を済ませた農家も多い。

水を張った田を五月の風が吹き抜け、

晴れわたった空が青く澄んでいた。



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