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月見

月見

名月の香りを閉ざす 時雨しぐれ

今年の仲秋の名月は曇天の為、月見を楽しむまでには至らなかった。

たまたまあらわれた冴えた月の光を、時雨雲がさえぎって、

まさに人生そのもののような月見であった。



大海原

大海原

秋の日や 大海原は はるかなり

陽の光が柔らかく静かになって秋がやってきた。

太平洋を臨む坂の道から海を見おろすと、水面が弱々しく輝いて、

はるかかなたまで秋の海が見渡せる。

あの向う側にはアメリカ大陸があるのだなあ。

秋の風がやさしく吹いてきた。



夕暮

夕暮

夕暮や 提灯赤く 揺れにけり

秋の夕暮ともなれば、人恋しく、酒恋しく、ラーメンが恋しくなる。

今日も冷たい秋風が吹き、

赤い提灯が、帰宅の前の寄道を誘うように揺れている。



晩夏

晩夏

人影も まばらな車輌 夏終わる

昼間の喧噪が嘘のように夕暮の電車は乗客が少なくなった。

秋の陽はつるべ落としと言うようにどんどん陽が短かくなり、

人々は家路を急ぐ。

いつの間にか電車さえも夏のにぎわいから遠ざかってゆく。



秋彼岸

秋彼岸

秋分や 無心に洗う 父母の墓

秋分の日に墓参りに行った。

雨あがりの霊園にはすすきが穂を出し、秋風に揺れていた。

久しぶりの父母の墓を無心に洗い、赤い花束を飾った。

渋滞でいらいらしていた気持が少し落ち着いた。



銀杏

銀杏

水澄みて 緑移ろう 銀杏かな

夏の間中濃い緑だった銀杏の葉も、

秋になると急に緑が薄くなり淡いやさしい色に変化する。

風に揺れる銀杏の木はさざ波のように濃淡を移し、

深まりゆく秋を映し出す。



水澄む

水澄む

水澄みて 全て受け入れ 生きるなり

いつまでも不運をなげいたり悲しんだりしてもしょうがない。

空気も水も澄む季節になったからには、

全てを受け入れ受けとめて生きるだけだ。

秋には人をそう思わせる力がある。



秋の暮

秋の暮

秋の暮 南無阿弥陀仏 唱えけり

私はどこから来てどこに行くのか。

決して答えの出ない疑問が心に浮かぶのはきまって秋になった頃、

しかも夕暮時であろう。

そして、その答のない答として口をついてでるのは、

私自身を仏にまかせるという「南無阿弥陀仏」の文言であろう。



秋の虫

秋の虫

浅草の路地裏すだく秋の虫

浅草国際通りには観光客も多く、

表通りには有名な食べ物屋も軒を並べているが、

一歩路地裏に入れば、昭和の匂いが色濃く残っている。

そんな裏通りには、はやくも秋の虫達が、人目もはばからず、

声を揃えて鳴いている。



秋祭

秋祭

古提灯寂しく並べ秋祭り

9月に入って秋祭りのシーズンが到来した。

街角には例年のごとく提灯が並べられ、祭り気分を盛り上げようとしているが、

祭りの意識も少しずつ薄れてきて、提灯も古いまま使い回しされ、

寂しいかぎりの秋祭りもふえてきた。