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さやえんどう

さやえんどう

さやえんどう 噛めば春の匂いかな

ゆがいたさやえんどうが朝食の皿に乗って出てきた。

色あざやかな緑の豆を口に含んで噛みしめると、

いかにも春の匂いが口いっぱいに広がった。



残り雪

残り雪

春風や 思いのままの 残り雪

ようやく雪が溶けて無くなってきた。

それでも裏通りには、ほこりで黒くなった雪が

消え去りがたくしがみついていたりする。

その残り雪も春風が吹けば、

たちどころに、思いのままに消滅してしまうだろう。

春が待ちどおしい。



冬晴れ

冬晴れ

洟すすり 冬晴れの空 仰ぎ見る

ようやく晴れた。

澄んだ空気の中、冬晴れの青空が顔を出した。

それでも厳しい寒さの中で、自然に洟水が出てくる。

洟水をすすりながら、冬晴れの空をまぶしそうに見上げた。



銀座の柳

銀座の柳

木枯しや 銀座の柳 凍えけり

今年の冬は本当に寒い。

冷たい風が吹き抜け、普段なら粋な姿の代名詞でもある銀座の柳の木も、

凍えて寒々としている。



江戸前寿司

江戸前寿司

凍てる夜 されど食べたし にぎり寿司

最近の寒さは尋常ではない。

しかしながら、その寒さにもかかわらず、無性に寿司が食べたくなることがある。

そんな日は凍てついた道を身を縮めながら歩いて、寿司屋にたどりつき、

はらわたにしみわたる熱燗を飲んで、江戸前にぎりを頬張る。



黄菊

黄菊

しんしんと 雪降る夜の 黄菊かな

この頃は冬でも菊の花を飾ることができる。

夜半にしんしんと雪が降る中、部屋の中では菊の花を眺め、

ぜいたくな時間をすごした。



渋谷スクランブル交差点

渋谷スクランブル交差点

人の群れ いや蟻の群れ 冬の街

今日は凍えるような寒さだった。

電車を降りて、渋谷のスクランブル交差点を見下ろすと、

人の群がまるで蟻の群のように黙々と歩いている。

あの歩く姿を見ていると、

人間社会もどこか蟻の社会に似たところがあるのかと考えさせられた。



カサブランカ

カサブランカ

冬陽差し カサブランカは 匂いけり

部屋に一歩入ると、強い百合の香が漂ってきた。

カサブランカに違いない。

冬の光が窓から差し込んで、白い花を輝かせていた。

暖房のきいた暖かい部屋には、カサブランカの匂いが痛いくらいだ。



残雪

残雪

残雪や 顔も強張る 風の音

日本上空に寒波が居坐って、気温が上昇しない。

月曜に降った雪は溶けないまま、道路にへばりついて、足元を危くする。

時折り吹く風は冷たく、顔を強張らせるばかりだ。



橙

だいだいは 生ったままなり 寒波くる

橙は食することはできるが、当節ははやらないらしい。

近くの家に橙の実が生ったまま、いつまでも残っている。

寒波がやってきて風が冷たい日には、橙も寒々しく感じられて、

いつまでもとられない不運をなげいているかのようだ。