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2017年11月アーカイブ

秋の雨

秋の雨

帰郷の日 街を濡らして 秋の雨

故郷の街に帰った日は雨になった。

暗い空から落ちてくる雨は街全体を濡らし、寒々とした光景をつくり出した。

寂しい気持で、窓の外の雨を眺めていた。



奥山

奥山

奥山の紅葉踏み分け人が哭く

那須の奥山まで紅葉を見に行った。

きれいに色づいた紅葉の森を散歩した。

現代ではもうこのあたりに鹿はいなくなり、

ただ人間のみが、人を恋うて哭くばかりである。



秋の空

秋の空

不条理を覆い隠して秋の空

時々、この世界の不可思議さに愕然としてしまう。

何故ここにいるのか、何故生きているのか。

特に真夜中に目覚めて、その不条理さに言葉を失なう。

しかし、そんな言いようのない不安を青く澄んだ秋空がぬぐい去り、

日常を取り戻し、普通の生活が続いてゆく。

人々は不条理と日常のはざまを行き来しながら生きつづける。



秋の月

秋の月

秋の月かすみかかりて匂いけり

くらい海の日だった。

秋の月が雲間から顔を出すと

霞がかった空気がかすかに海の匂いを運んできた。



秋のあじさい

秋のあじさい

あじさいの紫淡し秋の庭

あじさいがまだ咲いていた。

もう11月も半ばを過ぎようとしている秋真盛りというのに、

少し淡くなった紫色の花をきれいに咲かせていた。

強いあじさいもあるものだ。



無花果

無花果

イチジクの 熟れ頃待ちて 秋半ば

庭の片隅に無花果の木を植えた。

何も面倒を見ないで植えたままにしていたら、実をつけ始めた。

甘くておいしい種類だというので、熟れるのを楽しみに気にかけていたら、

いつのまに秋も半ばになってしまっていた。



すすき

すすき

路地裏や すすきまっすぐ 伸びにけり

朝の通勤路、空地の一角にすすきが穂を出していた。

まだ若い穂をきれいに揃え、秋空に向って瑞々しく伸びていた。

こんなにもまっすぐ、気持良く伸びるのか。

思わず見とれてしまった。



秋の雲

秋の雲

続々と果てなく秋の雲流る

ふと空を見上げた。

さわやかな秋風に吹かれて「いわし雲」が次々に流れてゆく。

移ろいやすい気候を象徴するように、さわやかでありながら、

妙に不安な気持にさせられる光景であった。