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2022年8月アーカイブ

露天風呂

露天風呂

深山に抱かれし風呂に浸りけり

山の中の露天風呂に入ってきた。少し熱めの湯から上がって

吹き抜ける川風で火照った体を冷ましていると、遠くで「カナカナカナ」と

蝉の鳴く声が聞こえてきた。



夏の午後

夏の午後

曖昧を突き詰めてみる夏の午後

世界は曖昧さに満ち溢れている。ミクロの世界からマクロの世界に至るまで、

人生の一瞬一瞬の決断にいたるまで、どっちつかずのことばかり。

一週間前に更地だった空き地が今や濛々たる雑草地になってしまった。



あと何日

あと何日

すべき事あと何日か蝉の声

まだ蝉が元気に鳴いている。しかし、蝉の寿命はあと何日。

すべき事はし終えたのだろうか。考えてみれば、すべての生物には寿命がある。

それが分かって生きているのだろうか。すべき事はし終えたのだろうか。



秋時雨

秋時雨

気が付けば秋の時雨となりにけり

今日は朝から雨。蝉の声も聞こえず、気温も少し下がったようだ。

お盆を過ぎると風の匂いも雨の匂いもどこかに秋の気配が漂い始める。



声もなし

声もなし

どうしようもない世の中に声もなし
愚かさや南無阿弥陀仏と唱えけり

統一教会問題、オリンピック贈収賄、原発事故、円安と物価高、等々

人間の愚かさはいつまでたっても救いようがない。今まで生きてきて、

このどうしようもなさに声を失う思いがする。



昼寝

昼寝

善悪の彼岸を超えて昼寝かな

禅語に「善をも思わず悪をも思わず」という言葉がある。仏教は二元論ではなく

一元的にすべてを見ろ、感じろという。ある意味この世のすべては曖昧さで成り立って

いる。訳が分からなくなったら寝てしまおう。



蝉時雨

蝉時雨

青空や営み励む蝉時雨

今日は蝉時雨がうるさいほどだ。蝉は一生の大部分の時間を地中で過ごし

蝉になってからわずか7日間で交尾を済ませ命を終える。夏の7日間の営みの

ために一生懸命に羽を震わせ命を使い果たす。



百日紅

百日紅

亡き母が傍らに立つ百日紅

もう8年も経ったのだろうか、百日紅が満開になる頃母は亡くなった。食欲が無くなり

無理して入院させてから12日目だった。ものを食べられなくなると急激に体力が落ちて

ベッドから起き上がれないまま、あっという間に息を引き取ってしまった。

暑い夏で百日紅がピンクの花をたくさんつけていた。



木槿

木槿

猛暑日や木槿は負けず風を聞く

また猛暑日が戻ってきた。歌舞伎町近くの明治通り沿いに

木槿が咲いている。コンクリートやアスファルトの照り返しにも

負けず涼し気に白い花を風に揺らしていた。



真夏の驟雨

真夏の驟雨

風と雲真夏の驟雨蝉黙る

今日は猛暑日から解放された一日だった。朝から黑く厚い雲が空を覆い

強めの風が熱を取り去って通りを抜けていった。昼過ぎには雨も降りだし

東京は蝉も鳴かない静かな一日だった。



ミンミン蝉

ミンミン蝉

唐突にミンミン蝉の集く声

蝉が鳴きだす時期は本当に突然だ。今年は梅雨が早く終わったり、梅雨が

戻ってきたり、それから突然猛暑が襲ってきたり例年のごとく異常な夏

になった。そして、7月終わりの頃、ミンミン蝉も鳴きだした。



白シャツ

白シャツ

白いシャツ影を拾って歩く朝

朝8時の通勤路。太陽の日差しはこの時間帯でも強烈で、ひなたを歩くと

汗が噴き出してくる。本来は気持ちの良い夏の朝のはずなのに、建物や

木々の影を拾い歩きしてしまう程だ。



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