ハンモック ホーム

株式会社ハンモックは、IT資産管理、情報漏洩対策、名刺管理、営業支援、
データエントリー業務の効率化を実現する法人向けソフトウェアメーカーです。

2021年4月アーカイブ

楠木の並木道

楠木の並木道

風薫る楠木並木ひと気なし

目白通りの日本女子大前に立派な楠木の並木道がある。散歩するには

絶好の道で今の季節は極めて心地よい。緊急事態宣言下のこの道は

休日にもかかわらず人の姿が少なく寂しいような気持にさせられる。



楠木の若葉

楠木の若葉

楠木の若葉のごとくそよぎたし

楠木は青葉が生えそろい優しく柔らかい姿となった。

春風が吹くとそよそよとそよいでいる。地面にしっかり根をはり

動こうともしないのに、まるでなにものにもとらわれない自由で

自律しているかのようだ。



ジャスミン

ジャスミン

ジャスミンの香りを追って角曲がる

ジャスミンの花が咲きだした。この街には不思議なくらいジャスミンが

植えられている。昨日も漂ってくる香りを追って、つい用もないのに

行く先とは違う角を曲がってしまった。



ウィスキーオンザロック

ウィスキーグラスの氷カラリ鳴る

夜半目が覚めた。ウィスキーに氷を入れて飲み始めた。

氷が少し溶け出して「カラリ」と音を立てた。春の夜が

ゆっくり更けていった。



クレマチス

クレマチス

その人の生き方告げるクレマチス

近所に地味に生活を営んでいるクリーニング店がある。

地元の店で近くの客だけを相手にひっそり営業をしている。

自分のできることを誠実にこなして生きるだけの生き方。

クレマチスのような生き方ではないか。



ハナミズキ

ハナミズキ

行く春やハナミズキ舞う通学路

年々桜が咲くのが早くなり、以前は入学や新学期の時期に満開だったのが

今年など葉桜に変わってしまった。代わりにハナミズキが蝶が舞うかのように

朝の道を楽しませてくれるようになった。



昭和の洋品店

昭和の洋品店

新宿の片隅 佇む洋品店

近代都市東京には不思議な光景が残っている。忘れ去られたような

商売をずっと続けている店がそうだ。どうやって食べていけるのか

分からないが都会の片隅に看板を出し商品を並べている。



金鎖

金鎖

金鎖萎れ萎れて春が行く

少しレンギョウに似た金鎖という植物がある。金の鎖のような色と形を

した花で今頃の時期に開花し花が落ちる。花が落ちるとともに春も過ぎてゆく。



夕暮の月

夕暮の月

夕暮れの月微か 春の幻

東京の夕方。月が青色の空に融けそうに浮かんでいた。

まるで春の幻のようにゆっくり浮かんでいた。



春雨

春雨

春雨やけぶる青葉の涙かな

春雨が降り続いている。柔らかな雨が萌え出でたばかりの若葉をけぶらせている。

道路を濡らし黒くしめらせている。今夜も寒くなりそうだ。



桜散る

桜散る

春風が散らす桜や神田川

今年の桜は早かった。神田川の桜は4月を待たずに散り始め

川面を桜の花びらで埋め尽くした。季節は早くも初夏に向かっている。



山桜

山桜

花と葉を今年も愛でし山桜

花と葉が同時に開く桜が好きだ。一面に花が開くソメイヨシノも

華やかできれいだが、薄い緑の葉が優しく柔らかい山桜やオオシマザクラは

なぜか寂しさや哀しさを運んでくる。



月別 アーカイブ