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2017年2月アーカイブ

館山城

館山城

館山の 冬城高く 雲涼し

館山城は里見氏の居城で、南総里見八犬伝の舞台となった名城である。

白壁に黒い瓦の城は見上げると冬の青空に良く映える。

その城のはるか上を白雲が悠々と動いていた。



寒桜

寒桜

かすみ立つ 春の野のごと 寒桜

南房総館山の城跡公園に足をのばし、館山城を見てきた。

公園の芝生は緑が目立ち、河津桜がピンク色の花をつけ、

まるで春の到来を告げているようだった。

ただ、気温はまだ低く、風が冷たく、

風景とは別に冬はしっかり居座っていた。



鳶

房州の 冬空高く 鳶一羽

南房総市千倉漁港の朝市に行ってきた。

漁港のまわりには鳶が魚を狙いとびまわっている。

強い風が吹きあれて一羽空高く舞い上がった。

その一羽は風の中で悠然と身体をあずけて飛行を楽しんでいた。



寒梅

寒梅

寒梅や いつ咲いたやら 散るのやら

梅はいつまでも目を楽しませてくれる。桜に比べて花もちが良い。

かすかに風に漂う梅の香をかぎながら、

いったいいつ咲いたのだろうかと考えてみた。

そして、いつまで咲いているのかを少し気にしてみた。

しかし、梅にとってはいつ咲こうが散ろうが、彼らの都合であり、

人間には全く関わりのないことだ。

それを気にするのは人間の身勝手というものだろう。



スパークリングワイン

スパークリングワイン

冬の夜 スパークリングに 託す夢

イタリアのスパークリングワインを飲んだ。

グラスの底から次から次に泡が湧き上がってくる。

口あたりの良いワインといつまでも消えない泡に、

「今夜の食事がおいしいといいな」と小さな夢を託した。



あかぎれ

あかぎれ

あかぎれの 手にきれぎれの 冬の風

最近ではあかぎれの手は珍しくなったのであろうか。

それでも水仕事の多い人の手はあかぎれになることが多い。

あかぎれの手には冬の風はつらい。痛くて冷たい。

この冬の風ももうあと少しの我慢だ。



白樺

白樺

寒い朝 白樺白し 空青し

近くに大きな白樺の木がある。

東京には珍しく大きな白樺で、

枝を目いっぱい広げて冬の青い空に向って立っている。

すいこまれそうな冬の空は、その白樺を包み込んでしまっている。



桜餅

桜餅

真冬日や 匂いいざなう 桜餅

このところ本当に寒い日が続く。

冬がこんなに寒いものだと改めて気がついた程、風が冷たい。

ふと目にとまった和菓子屋に甘いものを買いに入った。

店の隅に飾ってあった桜餅が、桜の葉の匂いを店中に漂わせていた。

つい誘われて春と一緒に桜餅を買ってしまった。

ただ、食べてみると匂いにそそられた程のおいしさではなかった。



立春

立春

名ばかりの 立春の日や 梅香る

暦の上ではもう春が始まったらしいが、

まだまだ冬のまっただ中で、厳しい寒さが続いている。

今朝はピンと張った冷たい空気の中を、甘い梅の香りが伝わってきた。

厳しい寒さの分だけ梅の香りも強く鼻をうつようだ。



終夜運転

終夜運転

終夜明け 車洗う手の 痛さかな

このところの寒さは尋常ではない。

今朝も0℃を下まわる程の寒さで、

外で働く人にとっては耐えられない程かもしれない。

タクシー会社で終夜運転を終えて、車を洗っている人を見かけた。

前夜の売り上げが少なかったのだろうか、

車を洗う手がちぎれるほどに冷たかったのだろうか、

後姿がとても厳しそうにうつった。



白梅

白梅

白梅を 想うばかりの 朝となり

人間には後悔や心残りはつきものである。

だからといって後悔しない生き方はできないし、

不可避的に何かをしてしまうこともよくあることだ。

ただ、後悔や心残りはほんの少し甘美な余韻が残るために

捨てがたい時間としてとっておきたくなる。