2016年4月アーカイブ

つつじ(2016年4月)

つつじ

道端に つつじ咲きたり せいいっぱい

つつじの花が咲きだした。

道路に沿って、街角に、ピンクの花がかたまって咲きだした。

つつじは桜や桃のようなはでな花ではない。

地味にもこもこ道路を飾る。

でも精一杯いのちを燃やして咲いている。



八重櫻

八重櫻

春の雨 八重九重やえここのえに 櫻散る

八重櫻がぼったりした花を咲かせたのはいつだったのだろう。

ソメイヨシノが散った後、東京のそこここに濃いピンクの花をつけ、

花見気分が続いていたが、この雨でその八重櫻も散り始めた。

幾重にも重なった花びらは道端にたまり、とどまり、無残な姿をさらしている。

花の季節は一段落を迎えた。



春の野へ

春の野へ

禍々しき トンネル抜けて 春の野へ

笹子トンネルは数年前に崩落事故が起きた中央道で一番長いトンネルで、

このトンネルを走るときはいつも、その長さに辟易する。

そしてトンネルを通り抜けるとセイセイする。

今日のように春の陽気がいっぱいの日はなおさらその感を強くする。



桃

桃咲きて なまめきにけり 我いのち

春になると一斉に花が咲き、若葉が萌え、一面明るくなる。

特に桃の花はさくらと異なり、花の色も濃く重量感がある。

例えていうなら乙女と熟女のような違いがある。

まさに春は艶いてきた。



果樹園

果樹園

いくたびの 春の風吹く 桃畑

北の国では、さくら、桃、梨、リンゴの花が一度に開花する。

今年もまた春が巡って、春風が果樹園を吹き抜けていった。



やまぶき

やまぶき

黄金おうごんの やまぶきいずこ 花吹雪

さくらが散っている。次から次にまるで吹雪のように。

公園の一角にはやまぶきがまっ黄色な花を咲かせていたが、

さくらの花吹雪はやまぶきの花がどこにあるのか分からない程降りそそいでいた。



春風

春風

春風や 運転席の 窓開ける

春風が心地良い季節になってきた。

車に乗っていても、運転席の窓を開けて春風を肌で感じてみたい気持にさせられる。

今朝も両側の窓を開けて春風の通り道をつくり、

身体からだじゅうで風を感じて車を走らせた。



宴

散るさくら 風が冷たい 宴かな

花に嵐のたとえとのとおり、満開の桜を冷たい風が散らし始めた。

夜桜見物も風の冷たさには勝てず、早々とお開きになってしまった。

いよいよ今年の桜もおしまい。



櫻

生きのびて 今いくたびの 櫻かな

櫻がきれいに花を咲かせた。

近くの公園に花見に出かけた。

太い櫻の幹にピンク色の五弁の花びらが、とってつけたように咲いていた。

今年も櫻を楽しめて本当に良かった。