2014年9月アーカイブ

船出

船出

朝寒や もやいを解いて 船出かな

先日海釣りをしてきた。

朝5時過ぎから釣人が船宿に集まってきた。

それぞれ大釣りの期待に胸をはずませて、準備をする。

皆が乗り込んだら、いよいよもやいを解いて出航だ。



彼岸花

彼岸花

彼岸花 並んで咲いて 野辺送り

彼岸花がここかしこに咲いている。

この多摩川べりの土手には一列に並んで咲いている。

まるで野辺送りでもするかのように、土手の道のきわに並んで咲いている。


このお彼岸には両親のお墓まいりをしてこよう。



秋の陽

秋の陽

秋の陽が みるみる落ちる 家路かな

中央道の三鷹料金所を通って調布に向って走っていた。

丁度夕暮時で、夕陽がきれいに輝いて、美しい夕焼けを作り出していた。

しかし、ものの5分もしないうちに、太陽は隠れはじめ、

すっかり暗くなってしまった。


秋の夕陽はとてもきれいだが、すばやく消えてしまう。



秋風(2014年9月)

秋風

秋風が 吹き抜けてゆく 裏通り

もうすっかり秋になってしまった。

例年であれば9月は残暑が厳しい時期であるはずなのに、

今年は9月初旬から秋めいて、夏が一向に戻ってこない。

それどころか、秋がどんどん深まり、寂しさが募るばかりだ。


裏通りには冷たい秋風が吹き抜けている。



秋刀魚

秋刀魚

夕暮や 今夜の菜は 秋刀魚かな

サンマがおいしい季節がやってきた。

香ばしく焼いたサンマに醤油を落としたタップリの大根おろしをのせて、

一口で食べる。

口の中にサンマの味が広がり、秋を食べているという気持になる。

スダチやカボスがあると更に嬉しい。


今日はサンマを買うことにしよう。



白猫(2014年)

白猫

逃げてゆく 白猫追って 夏はゆく

白猫がじっとこちらを見ていた。

立ちあがってそばに寄ろうとしたら、逃げていってしまった。

近寄れば近寄る程、遠くに逃げてゆく。

今年の夏も終るのかと妙に感傷的になった。



驟雨

驟雨

憂鬱を 流し去りたり 驟雨かな

夏が終わりに近いここ何日か、曇の日が続き、気分が晴れない。

今年は、あの燃えるような灼熱の太陽はもう見られないと思うと、

少し憂鬱になる。

そんな時、急に激しい雨が降ってきて、憂鬱を流し去っていってくれた。

今夜は満月が見られるかもしれない。



シャワー

シャワー

シャワーした 後の寒さに 秋を知る

朝、出勤前にシャワーをすることが多い。

夏の間はお湯の温度を35℃に設定していたが、

このところの朝晩の涼しさに38℃くらいにしないと

シャワーの後が寒くなってしょうがない。



夕立

夕立

夕立や 雨だれの音 みつめけり

今年は残暑がそんなに厳しくなく、過ごしやすい夏の終わりとなりそうだ。

しかし、8月の雨は異常だった。

もうどこもかしこも異常気象の餌食となってしまうのだろうか。

そんなことを想いながら、じっと雨の音を聞いていた。



ラーメン店

ラーメン店

秋近し 猫が媚売る ラーメン店

夕方、深大寺近くのラーメン店に立寄った。

このラーメン店にはめったに立寄らないので、いつから住み着いたのか分からないが

猫の親子が店の前で店番をしている。

入ってくる客に親しげな視線を投げかけてくる。

そうやって客引きをして、店から餌をもらっている。



街はずれ

街はずれ

街はずれ 夏の終わりの 夕陽かな

道路が混んでいたので、裏道を捜していつの間にか街はずれに出てしまった。

陽が斜いて建物の上の方だけ照らされて、道路や建物の下の方はもう翳っている。

これからはどんどん日が落ちるのが早くなる。

少し寂しい気持で夕陽にかげりゆく街はずれを眺めていた。