参道

参道

もみじ葉を あしらいてなお 道寂し

霊園の参道にはもみじの葉が散っていた。

ところどころ水気をふくんだ雨あがりの道に紅葉したもみじの葉が三々五々、

重なったり、離れたり、何かの模様のように散らばっていた。

赤や黄色に色づいた木の葉に彩られた道ではあるければ、

人気のない霊園の寂しさはまぎらわせない。

長く伸びた木々の影の中で佇むばかりだった。