百日紅(2012年)

百日紅

百日紅さるすべり 路地の奥には 母の家

母は、数年前に父が他界してから、一人で生きてきた。

思い出の多い家を離れがたかったのか、

子供と一緒に住んで気を遣うのが嫌だったのか、ずっと一人で生きてきた。

その母が一ヵ月程前に急逝した。

母の家のそばには百日紅が咲いていて、近くを通ってその百日紅を見ると、

まだ母が生きているような気がしてしょうがない。