IT資産管理ツール・情報資産管理ソフト『AssetView』

株式会社東武ホテルマネジメント

株式会社東武ホテルマネジメント様

AssetViewオンプレミスからAssetView CLOUDへ。
サーバーレスによる省力化・若手職員がはたらきやすい職場環境に

interview 株式会社東武ホテルマネジメント

Date 2023 . 07 . 31

株式会社東武ホテルマネジメントは、東武鉄道を親会社に持つ東武グループの一員であり、関東近郊に10拠点のホテルと1拠点のレストランを経営しているホテル事業会社です。「地域密着」「地元貢献」を大切にしてきた歴史があり、式典、研修、会議、婚礼など、お客様の用途に合わせたサービスを提供しています。2021年には10ホテル全てが東京スカイツリー®のオフィシャルホテルに指定され、東京スカイツリー®や地域社会との観光客の相互誘客、ホテルのチャネルを通じたお客様の利便性向上につながる情報・サービスの提供など、国内外の観光需要のさらなる拡大を目指した事業展開を行っています。

目的

  • 社会情勢に合わせた情報漏洩対策
  • 拠点ごとに独自で管理していたIT資産を一括管理
  • 若手職員の業務負担軽減

課題

  • PC端末・モバイル端末・USBデバイス等の管理が必要だった
  • 経験値が少ないスタッフでも不安なく使えるよう、サーバーレスで使えるツールを求めていた
  • 社外端末の増加でオンプレミス運用に限界を感じていた

効果

  • 社内のセキュリティ対策システムの中核として利用
  • オンプレミスからクラウドに移行し、業務効率化を実感

Interviewed
インタビューをした方

情報システム管理部 ご担当者様

Background
導入の背景

株式会社東武ホテルマネジメント

情報漏洩のニュースが頻発。社会情勢を受け、対策が求められていた

2014年は大企業から個人情報が流出するなど、インシデントが多発し、民間企業のセキュリティリスクへの意識が高まった年でした。同社がIT部門の改革に乗り出したのも、この世論がきっかけだったといいます。当時の状況を同社情報システム管理部のご担当者様に伺いました。

ご担当者様

2014年当時、PCなどのIT資産は各ホテルの管理部門がそれぞれ独自で管理していました。その上、当社には情報システムの専門部門がなかったため、会社全体での台数把握が困難で、セキュリティレベルにばらつきがある状況でした。世間の情報漏洩に対する問題意識の高まりに加え、社用スマートフォンを導入した時期でもあり、すべての社内端末を一元管理し、セキュリティレベルを統一する必要があると感じていました。

Choice
選択の理由

株式会社東武ホテルマネジメント インタビュー写真

IT資産からデバイス制御までオールインワンで対応

IT資産管理システム導入にあたり、当時必要としていた機能を洗い出した結果、IT資産管理だけではなく、情報漏洩対策としてのUSB制御やスマートデバイス制御、PC操作ログ管理など、多岐にわたる機能を求めていることが分かりました。そのため、多数の機能を一元管理でき、統一された操作性を持つAssetViewは非常に魅力的だったといいます。

ご担当者様

当初、複数の製品を利用した管理方法を検討していましたが、信頼できるベンダーに相談したところ、1製品で多くの機能をカバーできるAssetViewを紹介していただきました。
2014から2015年にかけての検討時には、スマートデバイス制御が一括で行えるツールはAssetViewだけだったことも導入の決め手となりました。

Effect
導入効果

株式会社東武ホテルマネジメント  インタビュー写真

社内システムの中核を担うAssetView

同社では、AssetViewを活用してIT資産管理、アプリケーション配布、PC操作ログ管理、個人情報検索、デバイス制御、不正PC遮断、リモートコンソールと、さまざまな機能を導入し、関東近郊のホテル10カ所とレストラン1カ所の約500台の端末を効率的に管理しています。

ご担当者様

ホテルのフロントで使用されるPCは複数のスタッフが共通アカウントでログインするため、セキュリティリスクを未然に防げるPCログ管理機能が、重要な役割を担っています。
また、11拠点のパソコンを3名という少人数で管理しているため、PCを遠隔操作できるリモートコンソール機能は重宝しています。
AssetViewの導入から始め、現在は複数のセキュリティソフトを併用して管理体制を構築しています。AssetViewが当社のセキュリティ対策の中核のような存在になっています。

2023年、オンプレミスからクラウドへ移行

同社では、コロナ禍の影響により、約1/3の社員がリモートワークへ移行しました。それに伴い、社内外のPC管理が必要となり、AssetView CLOUDへ移行することとなりました。AssetViewはオンプレミス版とクラウド版で機能差がなく、UIも同じであるため、シームレスな移行が実現できたといいます。
さらに、クラウド移行において重要視されたのは「サーバーレスによる省力化」でした。

ご担当者様

現在、当社の情報システム管理部門には3名が所属しており、そのうち2名は配属から2年未満の若手社員です。経験が浅い社員にとって、サーバーのメンテナンスや保守管理業務は大きな負担になると考えました。
サーバーレスにすることで、専門的な知識がなくても直感的に操作ができ、維持メンテナスも不要のため、クラウド移行を決断しました。

機能追加で、時代に即した運用を実現

同社ではクラウド移行に伴い、PC更新管理とファイル暗号化の機能を追加導入しました。

ご担当者様

以前はWSUSを利用してWindowsの更新管理を行っていました。しかし、パッチが上手く適応されず、エラー解消に工数がかかるなど、WSUSでの管理に限界を感じていました。さらに、Office 365の導入に伴い、WSUSでは将来的な管理が難しくなることが予想されたため、PC更新管理機能の導入に至りました。
以前は、エラーが発生した場合には現場に赴き、1日がかりで対応する場面もありました。しかし、AssetViewの導入後は、現地に行かずに対応が可能になり、更新業務の効率化を実感しています。
また、リモートワークにより、PCの社外持ち出しが増加したため、紛失対策としてファイル暗号化機能も導入しました。 これからの時代は、インシデントが発生した際の被害をいかに最小限に抑えるかが重要です。AssetViewは必要な機能を必要な時に追加導入できる柔軟性があり、時代に即した運用ができるところに魅力を感じています。

今後は、ファイル暗号化の標準機能を活用し、Bit Lockerの回復キー取得など、より高度な情報漏洩対策を目指していきます。

Future
今後の展開

株式会社東武ホテルマネジメント  インタビュー写真

若手でも働きやすい、魅力ある職場環境の一助に

若手職員のために、仕事へのやりがいを感じられるような環境を組織内で整えていくことが必要だとご担当者様は語ります。

ご担当者様

ホテル業界へ就職を希望する方の多くは、「接客がしたい」という目的で入社されます。そのため、情報システム管理部門へ配属となっても、ITに関する知識や経験値が少ない場合があり、専門性が高い業務を負担に感じてしまうケースも少なくありません。
一方、ホテル業界では、予約は主にオンラインシステムで行われるなど、年々ITの重要度が増しています。さらに、社内の内部統制強化も進んでおり、情報セキュリティ対策においては、ユーザーの操作ログやログイン情報、アカウント管理など、厳格な管理体制が求められています。
このような背景から、IT人材の育成は必須となり、業務負担が少なく誰でもかんたんに扱えるセキュリティシステムの導入が不可欠となっています。AssetViewはその助けになると期待しています。

同社では今後も、情報システム管理部門の業務効率化を図り、組織のセキュリティ強化を推し進めていきます。

株式会社東武ホテルマネジメント

株式会社東武ホテルマネジメント

https://www.tobuhotel.co.jp/

設立: 平成2年11月15日

資本金:5,000万円

事業内容:ホテル事業

社員数:766名 (令和3年4月1日現在)

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