IT資産管理ツール・情報資産管理ソフト『AssetView』

タツタ電線株式会社

タツタ電線株式会社様

必要な時に必要な機能を追加導入。
中堅電線メーカーの業務効率・セキュリティに貢献するAssetView

interview タツタ電線株式会社

Date 2023 . 06 . 27

1947年に創業したタツタ電線株式会社は、電力用電線や通信用ケーブル等のインフラ向け電線の製造を祖業としつつ、そこで培った導電性金属・非導電性樹脂・光ファイバ等の加工技術を応用し、産業用ロボット等に使用される産業機器用電線、電磁波シールドフィルム・銅ペースト・ボンディングワイヤ等の電子材料、医療用検査・治療機器等に用いる医療機器部材へと事業領域を拡大してきた企業です。同社が独自開発した電磁波シールドフィルムは、スマートフォンに欠かすことができない電子材料として、非常に高い世界シェアを誇ります。国内に4工場と1支店、国内外に8つのグループ会社を持ち、社会に役立つ製品の提供を通じて社会の持続的成長に貢献しています。

目的

  • 業務効率化
  • Windows Updateの管理

課題

  • Windows Updateを管理できておらず、業務に支障が出ていた
  • セキュリティインシデント対策を強化する必要があった

効果

  • Windows Updateのタイミングを調整し、ネットワーク帯域の負荷を低減できた
  • テレワークにおける勤怠・残業・労務管理の課題解消
  • 海外拠点で使用するPCの不正接続防止

Interviewed
インタビューをした方

松山 哲平

情報システム部 部長

村田 理

情報システム部 グループ長

Background
導入の背景

タツタ電線株式会社

Windows Updateにより、社内の業務効率が低下していた

タツタ電線株式会社は、1947年に電線・ケーブルの製造を開始し、現在は電磁波シールドフィルム、機能性ペーストなどの電子材料分野へ事業領域を拡大しながら、インフラや暮らしを支える様々な製品の製造・販売を行ってきた会社です。長い社歴の中で社内のネットワーク機器や利用者が徐々に増加し、Windows Updateがかかった際、ネットワーク帯域が圧迫されるようになったのが社内で問題になっていました。同社情報システム部部長の松山哲平氏、情報システム部グループ長の村田 理氏にお話を伺いました。

村田氏

社内のパソコンのWindows Updateは社員が各自で自動更新してもらうようアナウンスをしていました。しかしゴールデンウィーク明けなど長期休暇の後、Windows Updateが一斉にかかってネットワーク帯域を圧迫し、Web会議などに支障が出るという事態が発生していました。社内から苦情も出ており、PC更新管理ができるツールを探し始めました。
また、自動更新を社内ルールで「最新版に保つこと」としていました。社員各自がそれぞれ行っていたため、社内のどの程度のパソコンが更新完了しているか不明であり、セキュリティ上の課題にもなっていました。

タツタ電線株式会社  インタビュー写真
タツタ電線株式会社  インタビュー写真

Choice
選択の理由

タツタ電線株式会社 インタビュー写真

代理店よりAssetViewを紹介された

AssetViewは、Windows Updateが管理できるツールを検討していた際、取引のある販売代理店に紹介されました。

村田氏

WSUSと比較検討したのですが、AssetViewは導入や管理が容易であるというのが決め手になりました。コストパフォーマンスの良さも魅力でした。

Effect
導入効果

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Windows更新のタイミングが調整でき、業務効率化に繋がった

同社では2019年にAssetViewを導入し、社内の1500台、海外含む10拠点で利用しています。

村田氏

AssetViewを導入したことで、長期休暇明けに発生していたWindows Updateによるネットワーク帯域の圧迫がなくなりました。また、社内のWindows Updateの更新状況がわかるようになり、最新の状態を維持できるようになりました。
2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークをする社員が急増しましたが、テレワーク中のネットワーク負荷低減にもつながりました。もし新型コロナウイルス感染拡大前にAssetViewを導入していなかったら、Windows Updateでネットワーク負荷が集中したときに業務できない状態になっていたかもしれません。

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響により、同社では最大で約7割の社員がテレワークを行いました。VPN接続の際、ネットワーク負荷を分散できたのが大きなメリットになったといいます。

段階的に機能を追加導入できるのが大きなメリット

同社では2019年、PC更新管理ができる「AssetView P」を単独で導入しました。その後、2020年にPC操作ログ管理ができる「AssetView M」、2023年に海外PCの保護のため不正PC遮断ができる「AssetView S」を追加で導入しています。

村田氏

テレワークが常態化する中で、社員の労務管理をするためにAssetView Mを追加導入しました。二次的な要因として、セキュリティ面の管理にも役立っています。
AssetView Sは海外拠点のPCの保護のために導入しました。国内のPCの保護については別のツールを使っているのですが、海外で使用するPCは保護対象外になっています。AssetViewなら海外PCも保護できるため、追加で導入しました。
AssetViewには多くの機能がありますが、全てを把握して使う必要はなく、使いたい機能だけ追加して使えるのが大きなメリットだと思います。後から機能を追加したくなった時も、全てのPCにインストールし直す必要なく、サーバー側に機能を追加するだけで使えるようになるのが魅力です。

Future
今後の展開

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資産管理機能の追加導入を検討

同社では現在、資産管理機能「AssetView A」の追加導入を検討中です。
同社では今まで、自社開発のシステムを使って社内の資産管理を行ってきました。ただ、特にライセンス管理に関して情報システム部の管理負担が大きい体制になっており、月20〜30時間程度の作業時間を要しています。

松山氏

各部署が使っている有償ソフトウェアのライセンスについて、情報システム部が監視・台数管理する作業が煩雑になっていました。「AssetView A」を導入して自動化すれば、作業時間が0に近いところまで減らせると見込んでおり、検証しているところです。

セキュリティレベルを今まで以上に向上させる必要がある

同社は、コーポレートガバナンスの強化のため、2021年「タツタ電線情報セキュリティポリシー」を定め、関連する規程改定を行い、セキュリティ対策などを強化してきました。

松山氏

セキュリティホールを塞いでインシデントを防ぐのはもちろん、万が一発生した際の早期発見・早期対応や、PC操作ログを残すのが大切になってきます。マルウェア対策ソフトやEDR、メールのウイルスチェックなどはもちろん導入していますが、それに加えて万が一インシデントが発生した際の対応・復旧が大切になってくると考えています。インシデントの連絡体制、情報の窓口、共有体制など、社員の訓練も必要です。早期検知、早期対応できる体制が重要になってきます。

現代はパソコンだけで仕事できる時代ではなく、スマートフォン、タブレット、ネットワークカメラやセンサー、製造設備など、ありとあらゆるものがオンライン化されています。オンライン化されている機器やツールにはWindowsやlinuxが入っており、攻撃者もどこを狙ってくるか予想できないと松山氏は言います。水際対策だけでは不十分な時代を乗り越えていくために、必要な機能を必要な時に導入できるAssetViewが役立てられています。

タツタ電線株式会社 インタビュー写真
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タツタ電線株式会社

タツタ電線株式会社

https://www.tatsuta.co.jp/

設立: 1945(昭和20)年9月28日

資本金:6,676百万円(2023年3月末時点)

事業内容:電線・ケーブル、電子材料、センサー&メディカル製品などの製造販売

社員数:<連結>1,046名 <単独>671名(2023年3月末時点)

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