株式会社 京王百貨店様
interview 京王百貨店様
Date 2004 . 02 . 27
「人のよろこびを大切に」を基本理念とする株式会社京王百貨店。新宿西口と聖蹟桜ヶ丘の2店舗の「京王百貨店」は、良質で時代性に富んだ鮮度ある商品を揃え、年代を問わず多くの人が足を運ぶデパートとして知られる。
その京王百貨店 情報システム部では、社内システムの開発・管理を一手に引き受けている。最近では御中元や御歳暮といったギフトシステムの構築や物流システムの効率化を図るなどのBPRを推進している。同社では現在ハンモックで販売している『PCトータル管理ツールAssetView HYPER』の前身である『PC資産管理ツールAssetView』を2002年10月に導入し、積極的に活用している。『AssetView』の導入から活用方法まで、情報システム部 マネージャー 二谷様に話を聞いた。
二谷 眞弘 様
情報システム部 マネージャー
京王百貨店では2002年当時、15~6拠点において600台のPCが運用されていた。もちろん社内PCの資産管理も情報システム部の業務であ る。情報システム部としてのPC管理とは別に、経理処理上、PCのハード/ソフトの資産情報が必要になる。そこで毎年、百貨店業務に比較的余裕がある、8月の1ヶ月間を使い、PC棚卸作業を行っていた。その内容は情報システム部員のうち約20名が各拠点にあるPCを1台1台まわり、どんなソフトがインストールされているかを確認する、というものだ。その時間・人手のコストは相当な負担になっていた。また、情報システム部の部員がそれぞれ抱えている他の仕事の遅延という問題も発生していた。
こういった状況から、ネットワークPCのハードウェアおよび、そのPCにインストールされているソフトウェア情報を自動的に収集することのできるツールの導入が重要課題となった。
資産管理に機能を絞ったツールの資料を取り寄せ、実際にデモンストレーションを見るなどの検討に入った。最終的には3社のツールを比較した。 その中でも『AssetView』を導入することになったキーポイントは何だったのだろうか。
二谷氏
一番に挙げられるのは非常駐であることですね。当時、私の知る限りでは"非常駐"である資産管理ツールは『AssetView』のほかにありませんでした。
二谷氏が非常駐にこだわったのには理由があった。当時、社内には導入してから4~5年使用しているPCが相当数あった。5年前のPCとなると当然、低スペック機ということになる。そのようなマシンににとって、常駐型のツールは重くて動かないことが懸念されていた。
また、他のソフトとの競合を起こす可能性も回避したいと考えた。非常駐ツールであれば、競合現象の心配は少ない。現場の環境が非常駐型ツールを要求していたのだ。
資産管理に的を絞った機能。他にはない非常駐型ツールであること。そして競合製品に比べて低価格であること。ほぼ必然的に『AssetView』の導入が決定された。
『AssetView』導入後、当初の目的であった「資産管理の自動化」は達成された。導入前の「1ヶ月間、20名」で行っていたPC棚卸作業は、導入後は「1週間、2名」での作業になった。これは大幅なコスト削減と言えるだろう。毎年のPC棚卸以外にも、新規にソフトウェアを導入する際にインストールをするマシンのスペックを調べることでも、それまでと比べ、手間が省けるようになった。
また、PC障害時に現場に行かずして、該当PCの情報を把握できるので、二度手間になることが減った。他に資産管理台帳の精度向上、台帳と現状のタイムラグがなくなったこと等の導入効果があった。
そして導入後から約1年後の2003年9月には『AssetView』のソフトウェア自動配布オプション(現在の『AssetView HYPER D』)を追加導入した。
その配布機能を現在ではセキュリティパッチの配布に活用している。2003年秋に猛威をふるったワーム「ブラスター」以降、頻繁にリリースされるパッチの配布に二谷氏は手を煩わせていた。
既にパッチが適用されているかどうかを『AssetView』であらかじめチェックし、適用されてないPCに関してはWindowsログオンスクリプトを使い、パッチを各PCに配布していた。しかしこれもAdministrator権限がないPCでは実行できない、という落とし穴があった。
二谷氏
スクリプトを書くのは手間がかかるので、マイクロソフトからの情報の緊急度と社内の環境とを考慮し、必要性が高い場合のみパッチをあてていて、今までは大変苦労していました。
しかし、『AssetView配布オプション』を導入してからは、GUI画面からの非常に簡単な設定でパッチ適用済みかどうかの判断から、それぞれのOS、サービスパックに対応したパッチを適用するところまでを自動にできるので、気軽に作業することができるようになった。
二谷氏
セキュリティパッチ適用や、アプリケーション配布には大変便利で、今では、なくてはならないツールです。『AssetView』を頼りにしてます。
と二谷氏は語る。
今後は『AssetView HYPER』の『レポート出力機能』や『不正PC検出機能』などのオプションを積極的に導入していく予定だ。
塚原氏
バージョンがあがっても資産管理の基本機能はそのままに、欲しい機能だけをオプションとして追加できるのがいいですね。あくまでも"軽い"ツールであってほしいです。
PC資産管理に的を絞ったツールとして誕生した『AssetView』。リリースから着実にバージョンアップを重ね2004年1月にはPCトータル管理ツール『AssetView HYPER』となった。PC管理の効率化を実現するツールとして、京王百貨店様 をはじめとする企業や自治体などのユーザーから好評を得ている。
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人のよろこびを大切に
京王百貨店の基本理念は「人のよろこびを大切に」です。「人」とはお客様はもとより取引先、株主、従業員をさしており、この全ての「人」に対して、企業活動を通して「よろこび」を実現することが京王百貨店の使命であることを宣言いたしました。さらに 環境保全についても企業として、またそこで働く従業員の務めであることも、企業理念の中で位置づけを明確にいたしました。
本年2004年は、旗艦店である新宿店開店40周年にあたります。 「新・大人生活へ」をキャッチフレーズにフロア改装を段階的に実施し、さらなる顧客満足度の向上と競争力強化を図ってまいります。 聖蹟桜ヶ丘店においても地域ニーズに応えうる郊外型百貨店に向け、改装を推進していきます。
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