導入の背景

社内の体制として、事業形態が異なる事業部で構成されておりつかう業務アプリケーションも異なっています。しかしながら情報システムとしては一ヶ所ですべてのマシンを管理しています。キッティングしたイメージを戻して行く方法をとっていましたが、事業部によって利用するツールが異なるソフトウェアを細かなオーダーとともに対応していくのは時間がかかっていました。都度、新しいキッティングイメージを作るなど運用上の工夫はしていましたが次々とアップデートされるソフトウェアや、各事業部からの変更の要求が多いため人員増加を検討していました。ソフトウェアの導入で解決するというのは付き合いのある販売店からアプリケーションを配布するソフトウェアを使う事で効率化できることを教えてもらったのきっかけです。

導入後の効果

現在は、社内で利用するOS分のキッティングイメージのみを使って各事業部にマシンを提供しています。OSのイメージを復元した後は、利用者がPCの画面上で、名前や事業部を登録するアンケートに答えた後に事業部ごとに異なる要求のアプリケーション（Microsoft Office、リマインダー、営業ツールなど）が次々とインストールされるようにアプリケーション配布機能の運用ポリシーを設定してあります。利用者側から任意でインストールしたいアプリケーションを選ぶ事で、標準的に導入していないソフトウェアも自動でインストールできる仕組みが構築できました。継続して使い込んで行くことで各事業部のさまざまな要求を標準化できる点が非常に助かっています。業務に必要な構成にソフトウエアのインストールやツールの配置ができるので人員増加をする必要なく効率的に社内PCのアプリケーション配布が管理できるようになりました。