【メールマーケティングの基本】実施方法やポイントなどを解説
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皆さんはマーケティングにメールを有効活用されていますか。
この記事ではメールを主軸としたマーケティング手法の「メールマーケティング」について、その基本的な内容から実施方法、ポイントなどをわかりやすくご紹介しています。
メールマーケティングに興味があるという方は是非最後までお読みください。
メールマーケティングとは
はじめにメールマーケティングとは何かについてお話していきましょう。
メールマーケティングとは
メールマーケティングとは、メールを活用して展開するマーケティング手法の総称です。
メールを駆使した様々なコミュニケーションを通して、見込み顧客の獲得や育成、購買といったマーケティング上の目的の達成を目指して実施されます。
メールマーケティングのメリット
メールマーケティングには以下のようなメリットがあります。
・メリット①:手軽に始められる
メールマーケティングは低コストで取り組むことができるので、他のマーケティング施策と比較して、手軽に始められるという利点があります。
・メリット②:効果測定と改善のサイクルを回しやすい
メールマーケティングに属するメール施策は、基本的に見込み顧客の反応を数値として把握することができるため、効果測定とそれを基にした改善のサイクルを回しやすいと言えます。
・メリット③:見込み顧客ごとにカスタマイズできる
見込み顧客のWEBサイトにおける行動や興味状況に合わせて、メールのコンテンツを変えて配信できるという点も見逃せません。
メールマーケティングのデメリット
メールマーケティングのデメリットも併せて確認してみましょう。
・デメリット①:メール制作の工数がかかる
効果の出る各種メールコンテンツを作成するには、顧客行動のリサーチをはじめとした情報収集から実制作に至るまで、ある程度の工数がかかります。
・デメリット②:改善を続ける必要がある
一度手間ひまかけて制作したメールコンテンツであっても改善を継続しなければ、いずれ効果はなくなってしまいます。
見込み顧客のニーズの変化などに合わせて、定期的な改善を加えていく必要があるのです。
メールマーケティングの種類
続いて、メールマーケティングの種類についてご紹介します。
メールマーケティングの種類①:メルマガ
メールマーケティングの中でも最も認知度が高く、普及している方法がメールマガジン、つまりメルマガでしょう。
メルマガはリスト化された見込み顧客のアドレスに対して、新商品の案内やキャンペーンなどの情報を盛り込んだメールを、一斉に配信するマーケティング手法です。
情報告知のツールとしてだけではなく、顧客との接点を定期的に設けることで関係性を維持し、さらには顧客の興味や関心度を向上させる手段としても活用されています。
メールマーケティングの種類②:ステップメール
ステップメールもメールマーケティングにおける代表的な手法です。
ステップメールとは、特定のアクションを取った見込み顧客に対して、あらかじめ定められているスケジュール通りに、決められた内容のメールを配信していくマーケティング手法です。
メルマガやこの後ご紹介するセグメントメールと異なり、一度スケジュールやメール内容といったシナリオを作成すれば、後は自動的に配信されるという利点があります。
ステップメールについてはコチラの記事に詳しく掲載しているので、併せて読んでみてください。
メールマーケティングの種類③:セグメントメール
セグメントメールと呼ばれる方法もマーケティングではよく活用されています。
セグメントメールとは地域や業種、性別や年齢などといった属性の中から、特定の属性を持つ見込み顧客に対して送るメールのことです。
メルマガのように全員に一斉送信するのではなく、特定の顧客セグメントに対して限定することで、より訴求力のあるコンテンツにすることができます。
メールマーケティングの実施方法
ここからはメールマーケティングの実施方法について、簡単に見ていきたいと思います。
ステップ①:目的を決める
まずはメールマーケティングに取り組む目的を決めましょう。
メールマーケティングの目的として
・見込み顧客の獲得
・見込み顧客との関係性を維持、もしくは向上させる
・アクション喚起(購買や資料請求、問い合わせなど)
の3つのパターンが挙げられます。
これらの目的のうち、どれを最重要の目的として設定するかによって、取り組みの順番やコンテンツの内容も変わってきます。
現在取り組んでいる他のマーケティング施策の目的や役割と照らし併せて決めると良いでしょう。
ステップ②:活用する方法を決める
目的が決まれば、先ほどご紹介したメルマガやステップメールの中から具体的な方法を選択しましょう。
・メルマガは顧客接点の維持や向上、顧客育成
・ステップメールは購買に向けたアクション喚起
・セグメントメールは特定顧客への訴求
といったように、それぞれの方法には得意とする分野が異なるので、ステップ①で定めた目的を達成する上で、最適な方法を選ぶことがポイントになります。
ステップ③:コンテンツ制作と配信
最後はメールコンテンツ制作と配信です。
目的やターゲットに応じたメールコンテンツを制作するには、それなりの時間がかかりますし、ノウハウも必要です。
そのため慣れないうちは外部協力会社に制作を依頼しつつ、徐々に内製化を図っていくという方法を検討すると良いでしょう。
コンテンツが出来上がれば、実際にメールの配信を始めましょう。
メールマーケティングで押さえておくべきポイント
続いて、メールマーケティングに取り組む上で押さえておくべきポイントをご紹介します。
ポイント①:効果測定と改善のサイクルを継続する
一つ目のポイントは効果測定と改善のサイクルを回し続けるという点です。
メールマーケティングはメリットでも述べた通り、その効果が数値となってはっきりと表れます。
そのため本当に効果が出ているのか、狙った結果を得られているのか、といった点を検証することが可能です。
検証で得られた課題や問題点をそのまま放置することなく、改善策を検討し、各コンテンツをブラッシュアップすることで、メールマーケティングの効果をさらに高めることができるでしょう。
また広告と同様ABテストなどのテスト手法を用いれば、効率よく改善することができるのでオススメです。
ポイント②:MAツールを導入する
二つ目のポイントがMAツールを導入するという点です。
MAツールはマーケティング支援ツールとも呼ばれ、各種メールの運用や効果測定などを効率よく行うことができます。
また見込み顧客情報の管理や顧客セグメントの抽出といった、メールマーケティングに必要な機能が豊富に揃っています。
メールマーケティングに効率的に取り組み、効果を底上げしたいのであれば、MAツールの導入を検討してみてください。
【付録】メールマーケティングによく出てくる用語
最後にメールマーケティングでよく使われる用語をご紹介します。
HTMLメール
HTML形式で作成されたメール。
フォントの色やサイズを調整するだけでなく、画像挿入などが可能であるため、訴求力の高いメールにすることができる。
テキストメール
テキストだけで作成されたメール。
受信側の環境に左右されずに送信することができるが、テキストのみであるため、言葉選びや文章構成などの工夫が必要になる。
レスポンシブメール
スマホやPC、タブレットなど、どのようなデバイスから見ても、見やすいように自動でレイアウトが最適化されるメール。
開封率
見込み顧客に届いたメールがどの程度の割合で開封されているかを示す指標。
開封数を届いたメールの数で割って計算する。
クリック率
メール内に配置したURLや画像などのコンテンツがクリックされた割合を示す指標。
クリック数を届いたメールの数で割って計算する。
まとめ
今回はメールマーケティングについて取り上げてきましたが、いかがでしたか。当社はメールマーケティングを含めたマーケティング活動を、より効率的に運用していただくために、MAツールの機能を搭載した「ホットプロファイル」というシステムをご提供しています。
MA機能を駆使して、メールマーケティングを効率よく運用してみたいという方は、是非一度お問い合わせください。