【部署一覧】会社や組織における部署の種類や役割などを解説
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会社や組織に部署が存在する理由
まずは会社や組織になぜ部署が存在するのかという点についてお話していきます。理由①:専門性を高めるため
まず一つ目の理由として考えられるのは「専門性を高めるため」という点です。 部署を設置し、特定の役割を持たせることで、その部署に所属する社員は一定の業務範囲に特化して取り組むことになります。 その結果、特定の役割・範囲の業務における専門性を高めていくことができるのです。理由②:効率を高めるため
もう一つの理由が「効率を高めるため」という点でしょう。 もし部署がなければ、社員が毎回異なる範囲の業務に従事することになり、経験や反復による能力・専門性向上が望めず、結果業務効率も悪くなってしまいます。 その点部署を設けて各部署の社員が特定の業務経験を積み、反復を繰り返して、専門性を高めていくことで、業務の効率を高めることができるのです。部署の種類
続いて企業に存在する部署の種類について確認しておきます。部署の種類①:事業部/本部
比較的規模の大きな企業には複数の部を取りまとめる部署として、事業部あるいは本部が設けられていることがあります。 事業部はその中に営業や技術など各機能別部署を設けた上、独立採算制であることも多いため、一つの小さな会社と言えます。部署の種類②:部
部は大企業であれば事業部や本部の直下、中小企業であれば最も規模の大きい部署として設けられている部署です。 複数の課を束ね、「営業」や「人事」など特定機能における業務責任を負う形になります。部署の種類③:課
課は部の直下に設けられる部署で、部署内における業務を分担し、それぞれの役割に応じた業務を遂行していく責任を持ちます。 複数の係を管轄し、部全業務遂行の中核をなす部署と言えるでしょう。部署の種類④:係
係は一般的な企業において最も小規模な部署です。 課における業務をさらに細かく分け、それぞれを担当する形になります。一般的な組織図
ここまでご紹介した部署の種類を含めた組織図を以下に記載しておきますので、各部署の関係性などを改めておさらいしてみてください。図.一般的な企業の組織図
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一般企業によく見られる部署とその役割
ここからは一般企業によく見られる部署とその役割についてご紹介していきます。部署①:人事部
人事部とは、企業の中でも重要なリソースの一つである「人材」の採用や研修などを担当する部署です。 人事部のメインとなる役割は以下の3つになります。 ・採用 人数や職種などの採用計画を策定した上で、募集や面接、内定後の入社手続きなどの対応を実施することになります。 ・能力開発・育成 社内研修や外部研修などを活用し、社員の能力を開発していくことも人事部の役割の一つです。 ・人事評価制度の構築 社員を適正に評価するための人事評価制度構築も、人事部の役割として挙げられます。 その他、企業によって給与計算業務や労務管理業務などを対応しているケースもあります。部署②:経理部
経理部は日常発生するお金の流れを管理し、決算資料を作成する役割を担っています。 具体的な役割としては以下のようなものが挙げられます。 ・お金の流れを管理する 「経費や外部支払いなどの支出」と「売掛金の回収といった収入」を適切に帳簿に記載し、キャッシュフローの見える化を図ります。 ・決算書などの作成 伝票や帳簿、請求書などの証書の仕分け、管理を実施し、最終的に試算表や決算書としてまとめていきます。部署③:総務部
総務部とは分かりやすく言えば、「会社運営に必要な業務の中で、他部署の管轄業務ではない業務全てを担当する部署」と言えます。 総務部の役割は企業によって様々と言えますが、大体において以下のような役割を持つことが多いでしょう。 ・他部門のサポート 社内の各部門が効率よく業務に従事できるよう様々なサポートを実施することは、総務部の大きな役割の一つです。 ・各種社内イベントの企画・運営 株主総会をはじめ、社内旅行などの各種イベントの企画や運営に携わることも多くなるでしょう。 ・社内で使われる備品などの管理 筆記用具やコピー用紙などの備品の在庫管理や発注業務も、総務部が担当しているケースが多いです。部署④:法務部
法務部は、企業運営において法律知識が必要な業務を担当しています。 法務部が持つ役割は以下の通りです。 ・法律相談 経営陣は勿論のこと、現場の社員からの法律関連の相談を受け、適切なアドバイスを実施します。 ・契約法務 適切な内容の契約書を作成したり、相手フォーマットの契約内容が法的に適切になっているかを確認したり、といった役割も担います。 ・訴訟・紛争対応 社内外のトラブルから発生した訴訟や紛争に対して、顧問弁護士と協力しつつ対応していくことも法務部の役割の一つです。部署⑤:情報システム部
情報システム部とは、社内で利用しているシステムの開発や管理、保守などの対応を担当する部署です。 情報システム部には以下のような役割が求められています。 ・社内業務の効率化 各種システムの開発や導入を通して、社内業務の効率化を実現していく役割があります。 ・既存システムの保守 すでに導入しているシステムが適切に稼働するように、日々保守対応をすることも情報システム部の役割でしょう。 ・社内ヘルプデスク 社員からのシステムに関する問い合わせ対応など、ヘルプデスクとしての役割も担います。部署⑥:技術部
技術部は主に顧客に提供する製品・サービスの設計や開発を担当する部署です。 技術部の持つ主な役割としては以下の通りです。 ・製品・サービスの設計開発 営業部やマーケティング部からの意見を取り入れ、見込み顧客が求める製品やサービスの設計、開発をすることは技術部の代表的な役割です。 ・製品・サービスの保守 顧客に製品・サービスを提供した後、その製品・サービスを適切に利用してもらうための保守なども技術部門の役割と言えます。部署⑦:営業部
営業部とは、見込み顧客に対してアプローチを実施し、製品・サービスを売り込む活動を行う部署です。 営業部には以下のような役割が挙げられます。 ・製品・サービスの売り込み 見込み顧客に対して、製品・サービスの特徴やメリットなどを説明して売り込みをかけることが営業部のメインの役割となります。 ・売掛金の回収 契約後の売掛金を、未払い者などが発生しないように、しっかりと回収することも営業部の役割と言えます。その他の部署
最後に、企業によっては設けられていない場合があるものの、企業発展にとって重要な役割を持つ部署をご紹介したいと思います。マーケティング部
マーケティング部とは、企業のマーケティング業務全般を担当する部署です。 マーケティング部の主な役割は以下のようになります。 ・製品・サービス企画 市場調査などを通じて、見込み顧客のニーズを満たす製品やサービスの企画はマーケティング部の役割と言えます。 ・見込み顧客の獲得 Web広告や展示会などの各種施策を展開し、見込み顧客を獲得することも重要な役割です。 ・見込み顧客の育成 見込み顧客に対して、適切な情報やコンテンツなどを提供し、購買意欲を醸成する役割も担います。CS部
CS部のCSとはCustomer Support、あるいはCustomer Serviceの略で、顧客をサポートする役割を持っています。 CS部の主な役割は以下の通りです。 ・顧客への対応 顧客からの問い合わせやクレームに対して適切な対応を実施することは、CS部の重要な役割の一つです。 ・顧客満足度の向上 丁寧な顧客対応を通じて、自社や自社の提供する製品・サービスへの満足度を高めていくこともCS部の役割と言えます。まとめ
今回は日本企業でよく見られる部署についてお話してきましたが、いかがでしたか。 ターゲット企業内にどのような部署があるのかを押さえれば、サービスや製品の特徴に応じて、どの部署にアプローチをかけていくべきかを判断することができます。 また各部署に関する情報を適切に管理すれば、より一層効率の良いアプローチも実現できるでしょう。 当社は部署情報をはじめとした顧客情報の最適管理ができるシステム、「ホットプロファイル」を多くの企業様に提供しております。 少しでもご興味のある方は一度お気軽にお問い合わせください。もっと知りたい! "名刺管理のお役立ち情報" はコチラ >>