FAX/スキャナー対応OCRソフト『TeleForm』
特許第5464474号
OCRソフト『TeleForm』は特許技術のOCRエンジン「WOCR(ダブルオーシーアール)」を標準搭載しています。高精度な文字認識率だけでなく、データエントリー業務の生産性向上を実現します。
従来のOCRソフトには「誤読文字」という大きな課題がありました。「誤読文字」とは、OCRソフトが「文字認識結果の精度が高いため、確認は不要」と判断したにも関わらず、誤って読み取っていた文字のことを指します。例えば、受注業務でこの「誤読文字」が発生してしまうと、受注数量や発注金額あるいは納期などに誤ったデータが発生してしまい、取引先との信用問題にかかわる事態を引き起こしてしまいます。
従来OCRソフトの利用者は、このようなトラブルを回避するため、OCR結果と注文書を人手によって間違いがないか全件チェックする運用をするようになっていました。 その結果、OCRソフトを導入したにもかかわらず、かえってデータエントリー処理に手間がかかってしまい、OCRソフトを利用しなくなってしまうのです。
OCRソフト『TeleForm』に標準搭載された、特許を取得したOCRエンジン「WOCR(ダブルオーシーアール)」(特許第5464474号)は、特性の異なる2つのOCRエンジンを組み合わせ、それぞれの処理結果を照合することでより高精度な結果(誤読率わずか0.014%※)を導き出すことを可能にしました。 これにより、従来OCRソフトの課題であった「誤読文字」を最小限に低減することができます。※ハンモック調べ
「WOCR(ダブルオーシーアール)」は、ひとつの手書きイメージに対して処理結果の特性が異なる2つのOCRエンジンが処理し、「それぞれの処理結果を照合し、結果が一致した場合のみ正しい結果」として採用されるため、より高精度な結果を得ることができます。不一致だった場合、あるいは一致した場合でも精度が低いと判断した場合にオペレーターによる確認修正処理を行います。これにより誤読データの生成を未然に防ぐことができます。
▼高精度な認識率を実現する仕組み
※高精度OCRエンジン「WOCR」はOCRソフト「TeleForm」に標準搭載されています。
認識率向上で業務コスト削減を実現
「TeleForm」に標準搭載されている、高精度OCRエンジン「WOCR」によって処理された結果はすでに5.xシグマ(5シグマ以上、6シグマ未満)という高精度な品質であり、見直す必要がないため、オペレーターによるデータ入力や確認・修正業務などの人手の作業が発生する業務を削減でき、結果として人件費を大幅に削減することが可能です。限りなく100%に近い高精度な信頼性のデータは、従来OCRソフト運用にありがちな全件目視チェックする必要がなくなり、作業コスト削減を実現します。
シグマ(σ)とは
シグマとは、統計学用語で標準偏差(ひょうじゅんへんさ)のことであり、平均からの「バラツキ」を示すものです。具体的には、6シグマ(シックスシグマ)では100万回に3、4件のエラーが起こる確率を表し、5シグマでは233件、4シグマでは6240件のエラーとなります。 6シグマとは、本来の統計学上6σ※とは異なる数字であり、ビジネスにおけるあらゆるエラー・欠陥を100万分の3~4の確率以内に抑えるシステム・プロセスを構築しようというものです。
※統計学上は6シグマの値の出現頻度は『100万分の3.4』でなく『10億分の1』である。
『100万分の3.4』の出現頻度は4.5シグマに相当するが6シグマの開発元であるモトローラの経験則に基づいている。
一般的なデータエントリーとのコスト削減比較
当社の検証では、高精度OCRエンジン「WOCR」の精度により全体の75%がこの「信頼性の高い結果」として導き出されました。これにより、オペレーターによる確認/修正が必要なデータは全体の25%程度になることが実証されました。
つまり、5シグマという高精度な品質を保ちつつ、人件費を25%に抑えることができるのです。これは「キーボードエントリー+目視検査」や「キーボードダブルエントリー」など2人がかりでの作業と比べ、高精度な処理結果を保ちつつ人件費を1/8に抑えることができるのです。
▼文字認識判定のロジック
要再検査対象を効率的に確認・修正するための技術、高速ベリファイ機能
「TeleForm」の機能の一つである「TeleForm Verifier」の高速ベリファイ機能は、確認・修正すべきひとかたまりの伝票(バッチ)の中で要再検査対象となった文字だけを切り出し、その画像を一文字ずつ並べて確認をする機能で、右の画面のように画像と誤認識結果を一文字ずつトランプのカードのように並べ、「正しい」と確認できたら、Enterキーで次に進むという確認・修正機能で、きわめて高速に確認作業ができます。 もし正しいと確認できない場合は保留とし、あとで保留分だけの文字を該当するフィールドの画像で確認するか、伝票の画像全体を見て確認するかという順で、確認・修正作業を行うことができます。 この方法であれば、確認・修正作業は従来より50%程度の生産性向上が可能となります。
コストをかけない「シングルOCR」では入力データ結果の品質が低く、精度や品質をある程度確保できる「キーボードダブルエントリー」では人件費が高くなってしまいます。 また、従来OCRソフトの運用によくみられる「シングルOCR+全件目視チェック」でも「データ確認修正処理オペレーター」と「目視チェック作業オペレーター」が必要になり、やはり人件費がかかってしまいます。
▼一般的なデータエントリーとの比較
データエントリー業務では正確性が求められますが、それを追及するがゆえにコストを度外視した対応をしてしまい、結果的に残業代など不要なコストが発生してしまうことがあります。
従来のOCRソフトとは異なり、高精度OCRエンジン「WOCR」は精度が非常に高いため、処理結果の全件チェックをなくし、結果的に人件費や作業時間を削減することができるのです。
実際に、高精度OCRエンジン「WOCR」を標準搭載している「TeleForm」ご利用いただいている企業様では、人件費の削減や作業時間の短縮などデータエントリー業務の生産性が向上しております。これまでのOCRソフトの課題がどのようなものであり、それをどのように「TeleForm」で解決したか、事例をご紹介します。
OCRソフト「TeleForm」導入事例【1】
利用用途:FAX注文書入力
ハンモック主催のセミナーでご紹介した『TeleForm』の「WOCR」の製品コンセプトである「脱OCR結果の再チェック」に共感していただき、ご検討いただきました。
導入前にオペレーターが1時間に処理する業務量を検証していただき、データエントリー業務の生産向上が図れることが分かり導入を決定していただきました。
将来の事業拡大を想定し、冗長化や拡張性があることもご採用いただいたポイントになりました。
お客様の声
OCRソフト「TeleForm」導入事例【2】
利用用途
自動車・二輪を製造販売するスズキグループの物流管理会社である「スズキ輸送梱包」様で輸送伝票のデータ化に『TeleForm』の「WOCR」をご導入いただきました。 活字と手書きが混在している輸送伝票のデータ化に他社のOCRソフトを活用していましたが、認識率をアップして欲しいという社内からの強い要望と、上層部からの「省人化が図れる部分は省人化するように」との指示により、複数のOCRソフトで実伝票1,000通をテスト比較し、OCRソフト『TeleForm』をご採用いただきました。
お客様の声
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最新導入事例
作業人員30%削減を実現。
OCR注文書の利用率を高めることで、残業時間が大幅削減。
定型、非定型どちらの注文書にも対応。
入力業務の見える化で知識の共有と適切な人員配置を実現。
<高精度OCRエンジン WOCR> 法人向けソフトウェアメーカー【ハンモック】のWebサイトをご覧のみなさま 株式会社ハンモックは、IT資産管理、情報漏洩対策、名刺管理、営業支援、データエントリー業務の効率化を実現する法人向けソフトウェアメーカーです。パッケージソフトウェアおよびその組み合わせによるソリューションを、目的別、悩み別にご提案します。実際に導入した企業様の事例もご紹介。オフィスの業務効率化をハンモックがサポートいたします。 |
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