統一伝票OCR｜FAX/スキャナー対応OCRソフト『TeleForm』

ドットインパクトプリンターは印字位置がズレてしまったり、インク不足によって文字が擦れてしまうことがあります。このような状態でOCRソフトでOCR処理をすると、文字を誤読してしまい、精度の低いOCR結果となってしまいます。
このため、ドットインパクトプリンターを利用する統一伝票や指定伝票はOCRに適していませんでした。

罫線を誤って文字の 一部として認識		インクが薄いため 文字が擦れている
6と縦の罫線が重なっているため「61」と 誤ってデータ化してしまう場合がある。		文字の擦れ具合によって「7」「1」など、 誤ってデータ化してしまう場合がある。

OCRソフト『TeleForm』は、「罫線情報の消込」「文字情報の復元・強調」により、これまで誤読の可能性があったままデータ化されていた文字を確実に検知できるようになります。検知された文字は画面上で原紙の画像と比較して確認でき、オペレーターによる修正処理に手間がかかりません。

○罫線情報の消込

印刷位置がズレてしまうことにより、あらかじめ印刷された罫線情報を誤って文字情報として読み取ってしまうことがあります。誤読の原因となる罫線情報を消し込むことにより、OCRに適した文字情報に加工します。

○文字情報の復元

インク不足などによる文字の擦れは、誤読の原因となります。擦れた文字を分析し、OCRに適した文字情報に復元します。

1. 「罫線情報の消込」「文字情報の復元／強調」により、文字情報をOCR処理に適した状態に加工
2. 加工された文字情報をOCRソフト『TeleForm』の高精度認識エンジン「WOCR」によりOCR処理
3. 信頼性の低い文字：オペレーターによる確認・修正
   信頼性の高い文字：認識精度が高いため、オペレーターによる確認が不要

伝票の状態により検知精度に差が出ますが、
オペレーターによる確認・修正が必要な文字は、おおよそ15％～25％でした。

テスト文字数：10,000文字
検知した信頼性の低い文字：1,500文字（15％）