不正アクセスとは何か?主な手口や考えられる被害と防止策および対策について

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    オンラインかつ利便性の高いサービスやソフトウエアを安心、安全に利用するためにも、不正アクセスへの防止策や対策を行う必要があります。

    不正アクセスへの防止策や対策を行わなかった場合、企業や組織としての被害や損失だけでなく、顧客やユーザーに迷惑をかける可能性があるからです。

    今回は、不正アクセスに関する基礎知識や考えられる被害、そして不正アクセスを受けないための防止策および対策をご紹介します。


    不正アクセスに関する基礎知識

    はじめに不正アクセスに関する基礎知識について簡単にご説明します。

    不正アクセスとは

    不正アクセスとは、何らかのデバイスやシステムに不正にログインすることです。例えば、他人のIDやパスワードを用いてログインする行為、もしくはデータの閲覧制限や非公開の状態を閲覧可能、もしくは公開する状態にする行為などが挙げられます。

    不正アクセス、もしくは不正ログインされてしまうと、IDやパスワードの本来の所有者になりすますこともできますし、本来の所有者の権限を悪用して電子データの盗難や改竄が可能になることから、不正アクセス対策は必須と言えます。

    不正アクセスの主な手口

    次に不正アクセスの主な手口をいくつか挙げてみます。

    ・不正に入手した他人IDやパスワードでシステムにログインする
    ・システムやソフトウエアの脆弱性を狙う
    ・ウイルスやマルウェアに感染させる
    ・なりすましや詐欺によってログインする
    ・フィッシングサイトでIDやパスワードを盗む
    ・ブルートフォースアタックや辞書攻撃

    上記は主な手口ですが、あくまでも一例と言えます。その他にも管理者権限を奪われてしまうことで、不正アクセスした痕跡を消去してしまうような悪質なケースもあります。これらはインターネットに接続されていれば誰でも受ける可能性があり、誰もが他人言ではないと理解しなくてはなりません。

    不正アクセスで考えられる被害

    次に不正アクセスで考えられる被害をいくつか見ておきましょう。

    ・データの盗聴
    ・データの改竄
    ・データの盗難
    ・個人情報や機密情報の漏洩および流出
    ・情報資産やIT資産を人質にした金銭要求
    ・なりすましや乗っ取り
    ・メールアカウントの悪用

    上記のような形で不正アクセスされてしまうことで、最悪の場合はデバイス内の情報を悪用されてしまいます。なりすましやメールアカウントの悪用によって、知り合いや取引先にも被害が及ぶ可能性もあり、企業や組織としての信用を失わないためにも、不正アクセスされないように対策する必要があります。

    なぜ、不正アクセスがなくならないのか

    不正アクセスがなくならない原因は、セキュリティが強化されればサイバー攻撃も進化するといういたちごっこが続いているからと言えます。また、基本的にはセキュリティ対策は公開されるものが多く、悪意のある第三者も最新のセキュリティ対策を入手しやすいのも理由です。

    システム的に不正アクセスが不可能なら、人間の心理を悪用し、詐欺的な行為でIDやパスワードを入手したり、まるで本物かのような銀行やクレジットカードのサイトを作り、なりすますことで本人に正しいIDとパスワードを入力させたりします。昨今ではSMSによる2要素認証を突破するケースも存在しており、新しい手口が対策されたらまた新しい手口を考えるという流れで、今のところ不正アクセスの根絶には至っていません。

    なぜ、不正アクセスが防ぎにくいのか

    不正アクセスを防ぎにくいのは、セキュリティ意識やセキュリティ対策を徹底しにくいことが理由と言えます。例えば、従業員も少ないし、サイバー攻撃を受けることはないだろうと甘く考えてしまったり、正社員はセキュリティ教育されているけれど、アルバイトやパートのセキュリティ意識や知識が乏しかったりすれば、人的なセキュリティホールによって不正アクセスされる可能性が高まります。

    実際にいつもの取引先からいつものように注文メールがきて、いつものようにエクセルを開いたところ感染、といったように、当たり前の業務の流れの中にさえ危険が潜んでいることもあります。騙された当人が騙されたことに気づかない場合もあります。むしろ「自分は絶対に騙されない!」という人ほど騙されやすく、注意すればするほど騙されてしまうというのも原因と言えるでしょう。


    不正アクセスを受けないための防止策および対策

    次に、不正アクセスを受けないための防止策および対策をご紹介します。

    OSやソフトウェアのアップデートを欠かさない

    脆弱性を悪用した不正アクセス防ぐために、OSやソフトウェアのアップデートを欠かさないようにしましょう。普段利用するパソコンやスマートフォン、タブレットの他、それぞれのソフトウェアやアプリなど、可能な限り最新の状態を保つことが大切です。

    企業や組織におけるデータが「情報資産」であると理解する

    企業や組織に属する人間として、企業活動で生じる全てのデータが「情報資産」であると理解することも重要です。いかなるデータであれ蓄積されることで利益やアイデアにつながる可能性があることを考えると、不正アクセスによって盗まれたり、盗み見られたりすることは損失と言えます。

    雇用・運営側のシステム的な防御と利用者側のセキュリティ意識の向上

    雇用・運営側、もしくは管理する側のシステム的な防御と利用者側のセキュリティ意識の向上も必要不可欠です。システム的にセキュリティが完璧であっても、なりすましメールに添付された違法なスクリプトやプログラムを「クリック」するだけでマルウエアやウイルスを侵入させてしまいます。

    同じくセキュリティ意識が高いだけでは、システム的な防御ができずにサイバー攻撃を受けてしまうことも考えられます。セキュリティ対策はシステムとセキュリティ意識の向上を両立することが大切です。

    適切な権限の割り振りとネットワーク分離や暗号化を行う

    不正アクセスによる不正ログインが起きた場合においても、適切な権限の割り振りやネットワーク分離、または暗号化がされていれば被害を最小限にできる可能性があります。情報漏洩したとしても、暗号化されていて複合化できなければ悪用できませんし、権限のないユーザーにログインされても、それ以上悪さをすることはできません。

    セキュリティに関する技術的リソースが足りないならシステムに頼る

    セキュリティ意識の向上やセキュリティの強化についても、業界や業種的に難しい場合もあります。もし、技術的リソースが足りなければシステムに頼ることも大切です。その際、単にセキュリティソフトを入れるだけ、ウイルスソフトを入れるだけではなく、サイバー攻撃に対して複合的に対策となるソフトウエア、またはツールを導入するのがおすすめです。

    特にセキュリティについては技術的な面と心理的な面も含めて、どんなに備えていても、悪意のある第三者も技術をアップデートすることで軽々と乗り越えられることがあります。安心できるセキュリティツールやソフトウエアを導入し、まずは足元を固めることから始めた方がセキュリティ性が確保できるということを覚えておきましょう。

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    不正アクセスも含めた統合的なセキュリティ管理を行う方法

    次に、不正アクセスも含めた統合的なセキュリティ管理を行う方法をご紹介します。

    情報資産管理およびIT資産管理が可能なシステムを導入する

    不正アクセスはサイバー攻撃による被害のひとつでしかありません。そのため、統合的なサイバー攻撃へのセキュリティ対策を行わなければ、情報漏えいやデータ改ざん、他のデバイスの乗っ取りなど二次的な被害が発生する恐れが非常に高いです。

    サイバー攻撃への統合的なセキュリティ対策としておすすめしたいのが、情報資産管理およびIT資産管理が可能なシステムを導入することです。物理的なデバイスの管理とともにシステム的にデバイスの内部の管理も可能となり、情報資産とIT資産の両方を不正アクセスも含めた被害から守ることが可能となります。

    情報システム部やセキュリティ担当を基軸としてセキュリティ体制を構築

    企業や組織におけるセキュリティ体制は情報システム部やセキュリティ担当を基軸として構築しましょう。セキュリティについては管理する側・雇用する側の責任として統合的なセキュリティ管理ソフトで管理する場合もありますが、やはりセキュリティ人材による管理と比べると安全性に難があります。

    実際に、セキュリティに関する知見・知識・経験は一般的な職種の業務と異なるものです。極端なことを言えばセキュリティそのものには生産性はありません。そのため、生産性のある仕事や企業や組織におけるコアな業務に専念する人がセキュリティを管理できるとは限らないとも言えます。なるべくであれば専任のセキュリティ人材を雇用・配置すること、難しければセキュリティソフトの開発元やベンダーとつながっておき、いつでもアドバイスやサポートが受けられる体制を整えておきましょう。

    政府官公庁から示されている各種ガイドラインへの対応・準拠

    政府官公庁から示されている各種ガイドライン、中でも情報セキュリティに関するガイドラインへの対応・準拠を目標とするのも不正アクセスへの対策に効果的です。実際の被害やトラブルの事例を元に作成されたり、海外のセキュリティ情報を元に考案されたりしているため、根拠と効果に基づいた目標と言えます。

    実際にセキュリティ基盤の構築や維持運営と言われても、セキュリティ人材やセキュリティの専門家でなければ理解は難しいでしょう。不正アクセスへの対策が足りない、どうすれば良いかわからないと感じた時点で、まずは各種ガイドラインを参考にセキュリティ体制の基盤を構築すること、そしてガイドラインは最低限の目標として、よりセキュリティ性が高められる施策を取り入れることが大切です。

    PDCAサイクルによる定期的・定点的な改善を行う

    セキュリティに関する誤解でありがちなのが「セキュリティ対策をしたら終わり」という点です。例えば、セキュリティソフトを導入すればセキュリティ対策は充分だろうと満足してしまうと、既知のサイバー攻撃には対処できても未知かつ最新のサイバー攻撃には対処でききない可能性があります。

    不正アクセスによるセキュリティインシデントにおいても同様であり、悪意のある第三者は既知のサイバー攻撃の手法と未知かつ最新のサイバー攻撃を組み合わせて、実質的に防御不可能な攻撃を仕掛けてきます。そのため、最新のサイバー攻撃に対処するためにもPDCAサイクルによる定期的・定点的な効果測定を行い、改善すべき点はすぐに改善できる体制を整える必要があります。セキュリティ対策は継続的に行うこと、何らかの対策をすれば終わりというものではないと理解しておきましょう。

    各種セキュリティに対応できるデバイスやネットワーク機器の維持・切り替え

    統合的なセキュリティ管理には各種セキュリティに対応できるデバイスやネットワークを利用する必要があります。サポートの切れたOSやソフトウェアのデバイスを利用しないこと、デバイスの物理的な部品の脆弱性にも目を向け、古いネットワーク機器を切り替えることなど、物理的なセキュリティ対策を講じるべきということです。

    また、統合的なセキュリティ管理を行うためにはなるべくなら最新のOS・ソフトウェアがインストールできるデバイスの方がセキュリティ性が高くなります。OSやソフトウェアのアップデートによって脆弱性のパッチ、セキュリティホールの修正が行われるのが理由であり、統合的なセキュリティソフトやIT資産管理・情報資産管理ソフトによるセキュリティ対策との相乗効果が期待できます。

    不正アクセスも含めて従業員に周知徹底・共有すべき事柄

    次に不正アクセスも含めて従業員に周知徹底・共有すべき事柄について解説します。

    不正アクセスやサイバー攻撃は他人事ではないということ

    統合的なセキュリティ管理の可能なシステムを導入しても、不正アクセスやサイバー攻撃が他人事だと考えているとセキュリティ性が損なわれてしまいます。サイバー攻撃はシステム的な防御があることを前提として、心理的な詐欺や騙しのテクニックを悪用して攻撃してくるためです。

    実際に不正アクセスの要因となるマルウェアやフィッシングの手口・手法においても、結局のところは「自分自身でタップやクリックしてしまう」ことが最大の原因です。システム的にどれだけ防御や対策をしたとしても、自分自身で悪意のあるマルウェアをインストールしたり、IDやパスワードを入力して教えてしまったりすれば防ぎきれないということです。騙されない!と過信せず、騙されるかもしれないという気持ちを持って、なるべくなら常に警戒しておくことが大切です。

    不安や心配、焦りを感じたらすぐにセキュリティ担当に報告すること

    不正アクセスの手口や手法にありがちなのが「不安・心配・焦り」によって、判断を鈍らせた上ですぐに行動させようとすることです。誰しも不安や心配、焦りがあれば迷いますし、正常な判断ができないという心理を悪用していると言えます。

    そのため、不安や心配、焦りを感じた時点でセキュリティ担当や上司に報告すること、取引先や顧客からの連絡に見えたとしても、慌てずに第三者に相談できる体制を整えましょう。その他にも個人的に届いたメッセージ・メールであっても、何かおかしい時にはセキュリティ担当に相談できるようにしておくことで、従業員のプライベート面とともに社内や組織内のセキュリティ性を確保できるようになります。

    不正アクセス対策が内部不正への対策にもつながっているということ

    不正アクセス対策は内部不正対策にもつながっています。普段と違うPC操作、Webフィルタリングに引っかかるようなURLへのアクセス、マルウェアの検知や駆除など、どれもが「従業員が悪意のある第三者」になってしまった場合=内部不正対策にも効果があるためです。

    その他にも重要なデータへのアクセス権限を持つ人がいきなり重要なデータをメールで送信していた、または重要なデータを外部記憶装置にコピーしていたなど、特定の行動に対する検知や把握する仕組みも存在します。言い換えれば、内部不正への抑止力にもつながることから、不正アクセス対策としてどのようなことを行っているのか、そして内部不正を行うと検知できるよう監視していることも周知しておくと良いでしょう。

    セキュリティ対策は従業員および企業・組織を守るためにあるということ

    不正アクセスによって情報漏えいやデータ改ざんが行われた場合、企業や組織は甚大な被害を受ける可能性があります。 場合によっては企業活動が成り立たなず、事業の継続が難しくなることもあるでしょう。従業員側からすれば雇用を失うということであり、生活が成り立たなくなるということでもあります。

    そのため、セキュリティ意識の向上やセキュリティ対策への協力、セキュリティ性の高い手順の遵守など、すべてが従業員自身の雇用を守ることになります。企業や組織を守ることが自分自身の雇用につながると理解してもらうことで、セキュリティ意識も向上しますし、何よりも真剣にセキュリティに取り組んでもらうことにつながります。前述したように不正アクセスやサイバー攻撃は他人事ではない、対岸の火事ではないと考えてもらうことが、企業全体、従業員全員のセキュリティ性の強化につながると覚えておきましょう。

    セキュリティ意識の向上のセキュリティ強化につながる行動、そしてシステムで守ろう

    セキュリティで大切なのは、セキュリティ意識を持つこと、セキュリティ強化につながる行動を続けること、そしてシステム的に強固なセキュリティ基盤を維持運営することです。どれが欠けてもセキュリティ性が損なわれる恐れがあり、どの部分においても手を抜くべきではありません。

    もちろん、本業である仕事、企業としてのコアな業務に専念することも大事です。そのため、雇用する側・管理する側がシステム的にセキュリティを確保しつつ、従業員にも対応できる範囲でセキュリティの対応をしてもらうというバランスを保つのが理想です。

    不正アクセスとともに他のサイバー攻撃にも対策するためにも、企業や組織全体、従業員の協力を元にセキュリティ強化に努めることをおすすめします。

    まとめ:セキュリティに絶対はないからこそ安心できるシステムの導入を

    今回は不正アクセスに関する基礎知識や考えられる被害、そして不正アクセスを受けないための防止策および対策をご紹介しました。

    不正アクセス対策はサイバー攻撃全般への対策と同じくらいの対処が必要となります。その上でセキュリティ意識の向上、常に新しいサイバー攻撃に関する情報共通と進化するセキュリティツールやソフトウエアが必須です。

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