掲載日:2010/07/15
※株式会社リクルート キーマンズネットに2010年07月15日に掲載された記事より転載
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通信インフラが進化する中、取り残されるFAX環境を仮想化する!
現在の企業における通信手段は、インターネットなど通信インフラの発達により選択肢が増えた。その中でFAXは、導入や操作の容易さからほぼ100%の普及率があり、今も多くの企業で利用されている。反面、社内でユニファイドコミュニケーションなどが進む中で、FAX環境だけは社内のインフラ整備から取り残された感が否めない状態だ。
しかしながら、紙の削減やセキュリティ向上を目的として、FAX機からFAXサーバへと環境も変化しつつある。更に"FoIP(Fax over IP)"が最近になって登場。FoIPはインターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークを利用してFAXデータの送受信をする技術である。
そこで今回は、FoIPの技術を活用してVoIP環境に取り残されたFAX環境がネットワークに対応できるようになるハンモック社のRightFax for FoIPを紹介したいと思う。
FoIPの登場 |
FAXサーバの課題⇒複数サーバによる運用・コストの問題を解消 |
FAXの仕組みや機能を飛躍的に進化させるFoIPだが、その登場の背景にはFAXサーバでの課題が大きく関係している。これまでFAXサーバの導入では、FAXの代わりに複数のFAXサーバの設置が規模に応じて必要だった。冗長化や大規模構成時には、導入・運用管理コストがかかるなどの課題が存在していた。
そこで登場したのが次世代FAXアーキテクチャFoIP。FAXの送受信に用いる回線をIPネットワークに集約できるため、インフラ管理者の負担を軽減。また、送信先に最も近いFAX Gatewayまでは社内LANを利用でき、通信コストも削減できる。もちろん、RightFax for FoIPではそれらが可能となる。
サーバ仮想化 |
FAXサーバの課題⇒FAXボードを仮想化してライセンスコストを削減 |
FAXサーバのもう1つの課題は、これまでのFAXサーバではFAXボードが必要であり仮想化は難しいとされていたこと。
その問題もRightFax for FoIPが解決。
FAXボードを仮想化することで、FAXサーバをソフトウェアのみで構築できる。更にVMware ESXに対応。仮想化による物理的なサーバ数を減らせることはもちろん、冗長化構成や大規模構成時のサーバライセンスコストなどの大幅な削減を可能にする。社内のFAX環境をIPネットワーク化し、サーバを仮想化することで得られるメリットは予想以上に大きいはずだ。
一元管理可能 |
FAX業務のセキュリティ強化・効率化を実現できるRightFax for FoIP |
RightFax for FoIPは、Excel、Wordなどで作成した文書をメールソフトのようにクライアントPCでダイレクトにFAX送信が可能。基幹システムと連携し伝票類を自動的にFAX送信することもでき、FAXの送受信イメージ、およびログデータはRightFaxサーバで一元管理される。また、承認ワークフロー機能では、ワークフローを活用し上長などの承認者が、書類と宛先に間違いがないか確認後、送信することが可能。これにより誤送信が大幅に軽減されるだけでなく、FAXの前で複数人集まり宛先を確認するといった作業も不要となる。
導入前の課題 |
いかなる場合でもFAXの停止は許されない!その対策とは… |
【A社の場合】
業務上、 いかなる場合でもFAXを停止することは許されないため、常に23回線分のFAX送受信能力が必要。 FAXの送受信に関する障害対策がとれる構成が必須であった。
■当初、FAXボード構成で検討していたが、トータルコストを考えた場合に以下の点でデメリットを感じていた。
・ハードウェアコストが非常に高くつく。
・障害リスクが多い。≪アプリケーションサーバ1台+リモートボードサーバ2台+FAXボード2台の合計5つのリスク≫
・メンテナンス面 (人員などの運用コストがかかる)
■結果としてコスト・運用面において問題がありFAXボード構成を断念した!
導入後の効果 |
必要分のライセンスと仮想化の対応で、課題を次々にクリアできた |
■RightFax for FoIPの導入により、 FAXボード構成ではデメリットと考えられていたことがクリアでき、またトータルコストも大幅に削減することができた。
・仮想環境に対応できるため、ハードウェアコストがダウン。
・障害リスクがダウン。≪アプリケーションサーバ1台+FAX Gateway2台≫
・運用のコストダウン。
・電気代削減によるグリーンITへの対応 。
■希望に沿ったカタチでシステムを構成。初期導入費用の削減もできた。また、メンテナンス作業が減り、運用コストの軽減にもつながった。
製品名 | RightFax for FoIP |
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メーカー | OpenText |
クライアント側OS | Windows7 Professional Windows Vista Business (なし/SP1/SP2) Windows Vista Ultimate (なし/SP1/SP2) Windows Vista Enterprise (なし/SP1/SP2) Windows XP Professional (SP2/SP3) |
クライアント側対応プロセッサ | 500 MHz or higher Pentium III compatible CPU 以上 ※OSの最小要件をクリアしていること |
クライアント側必要メモリ容量 | 512 MB以上 ※OSの最小要件をクリアしていること |
クライアント側必要ディスク容量 | 50MB以上のフリースペース |
クライアント側その他動作環境 | - |
サーバ側OS | Windows Server 2003 SP (なし/SP1/SP2) Windows Server 2003 R2 (SP1/SP2) Windows Server 2008 (SP1/SP2) Windows Server 2008 R2 *Windowsパッチは、必ず最新のものを適用して下さい |
サーバ側対応プロセッサ | 2.6 GHz or higher Pentium IV-compatible CPU 以上(3.6 GHz以上を推奨) |
サーバ側必要メモリ容量 | 2 GB RAM以上 |
サーバ側必要ディスク容量 | 10 GB以上のフリースペース(左記はSQLのインストール分を含みません) |
サーバ側その他動作環境 | ■SQL Server 2008対応 Microsoft SQL Server 2005 SP (なし/SP1/SP2/SP3) Microsoft SQL Server 2008 SP (なし/SP1) ※Microsoft SQL Server 2005 Express (SP2)がバンドルされています。 |
その他特記事項 | - |
製品サイトURL:https://www.hammock.jp/rightfax/ |
価格情報 93万9000円~(税別) 補足説明 |
サポートエリア 全国 補足説明 |
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製品・サービスの取扱い企業
株式会社ハンモック
住所:〒171-0033 東京都豊島区高田3-19-10 昭栄高田馬場ビル1-2階
TEL:03-5957-3630
URL:https://www.hammock.jp/