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帳票設計も帳票登録も不要な新しい帳票OCRを開発

株式会社ハンモック(東京都新宿区、代表取締役:若山 正美)は、帳票レイアウトの設計や登録をしなくても必要なデータを取得できる新しい帳票OCRエンジン『Fixer-OCR(フィクサーオーシアール)』を開発し、特許出願(特願2004-322827)しました。

『Fixer-OCR』は、FAXやスキャナーで取り込まれる活字帳票から、帳票レイアウトに依存しない技術で、必要な値を自動的に取り出します。今後、画像を表示しながら認識結果を確認・修正するアプリケーションを組み込んで、入力業務を合理化するシステムを開発し、2005年春の製品出荷を目指しています。現在、製品化に向けてエンジン精度を向上するためにモニタユーザを募集しています。

【背景】
ハンモックでは、1995年以降『TELEform(テレフォーム 開発元:米国Verity社)』を主体としたFAX-OCRソリューションを展開してきました。OCRは、生産性を向上させる技術として定評があり、現在も有効な手段として活用されています。 しかし、従来の帳票のレイアウトを設計・登録する方式は、その技術が基本的にレイアウトに依存しているために実用範囲に限界があるなどのいくつかの問題があります。また、FAX-OCRで受注処理を行っている現場では、近年の注文する側のお客様のIT環境の向上に伴い、FAXで送られてくる注文書の約58%が、お客様の独自システムにより作成された注文書式であるというデータ(2004年当社調べ)があり、これらを簡単に自動化できる方法の開発が切望されていました。

【Fixer-OCRの特徴】
そこで、ハンモックでは、帳票によって取り出したいデータおよびデータ構造に論理性があることに着目し、構造に対応した認識処理を施すことで、帳票の識別と帳票から目的のデータを取得する処理を自動化できる技術を開発しました。帳票に対応した基本辞書を製品に搭載する予定です。これにより、利用者は何を取り出したいかを設定するだけで、さまざまなレイアウトの帳票をOCRすることができるようになります。また、基本辞書のほかにユーザ定義辞書を定義できる構造になります。

現在は、注文書エンジンを開発中であり、2004年9月から11月のFAXによる注文書(当社向け)においては、75%の精度を確認できています。

【今後の展望】
今後、画像を表示しながら認識結果を確認・修正するアプリケーションを組み込んで、入力業務を合理化するシステムを開発し2005年春の製品出荷を目指しています。

【モニタプログラム】
Fixer-OCRに関してサンプルデータをご提供していただけるお客様に下記項目をお約束いたします。
※サンプルデータに関しましては機密保持契約を締結させていただき、万全の管理体制で取り扱いさせていただきます。
1.OCR認識結果のご提出いたします。
2.システム設計コンサルティングを実施させていただきます。
3.製品化した際に、製品価格の30%OFFでご提供させていただきます。

【会社概要】
■株式会社ハンモック
株式会社ハンモックは、革新的ソリューションを目指す創造的ベンチャー企業として誕生しました。
以来、海外では米国Cardiff Software社(現Verity社)、Captaris社との業務提携、国内では日本航空株式会社との共同製品開発を経て、ネットワーク関連ソフトウェアの開発・販売およびコンサルティングを展開し着実に成長を続けております。“使い易く、快適なパッケージソフト及びソリューションの提案”を第一に掲げた営業展開を行い、企業の生産性向上に寄与していきたいと考えております。

代表取締役:若山 正美
設立:1994年4月1日
資本金:2,000万円
売上高:6億円(2003年度)、9億円(2004年度見込)
従業員数:60名
本社所在地:東京都新宿区高田馬場1-30-4 30山京ビル

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ハンモック 米野(ヨネノ)・六島(ロクシマ)
電話 : 03-5287-5661(平日10:00~17:30 土日祝日、年末年始を除く)
Fax  : 03-5287-5673
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-30-4 30山京ビル7F・8F

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