2015年8月アーカイブ

善光寺

善光寺

線香の 煙も青き 善光寺

久しぶりに善光寺の戒壇巡りをしてきた。

右も左も分からない真暗闇の中、頼りは右手に触れる壁一枚。

ようやく明るい場所にたどり着いた時、

頼りにすべきは信ずる心だと悟らせる。

人の弱い心につけこんだ、詐術なのか、それとも仏様の導きなのか。


ただ善光寺の偉容に疑いをはさむ余地はない。



紫陽花(2015年)

紫陽花

猛暑日を 耐えて涼しき 紫陽花

もう八月も終わろうとする頃、あじさいがまだ咲いていた。

高原や北国ではなく東京の真中で。

しかも息たえだえではなく、瑞々しく。



墓参り

墓参り

懐かしき 想い参道 去来する

お盆休みに墓参りをした。

墓を洗い、花を飾り、線香を焚いた。

懐かしい想いで胸がいっぱいになり、さまざまな感情が去来した。

人は死んだらどこに行くのだろうか。

この営々と続く地球の、いや宇宙の不思議を感じずにはいられない。



夏雲

夏雲

夏雲は まだ残りたり あきつしま

空を見上げると夏雲が空いっぱいに広がっていた。

季節はそろそろ秋にかわろうとしているのに、

あの入道雲の勢いはいったいどうしたことだろう。

往生際が悪いというのか。まだまだ主導権を渡したくないのか。

ほんとうに元気なものだ。



コスモス

コスモス

灼熱の 暑さの中に 秋匂う

もうコスモスが咲いている。

不思議なことにひまわりの大輪の花が咲いている、

そのうしろにコスモスが一面に花を揺らしていた。

お盆前の夏の真っ盛りにもかかわらず、秋は近づいている。



蝉時雨

蝉時雨

居ずまいを 正して聞かん 蝉時雨

蝉は3年地中に居た後、蝉となって7日間生殖活動を行い、一生を終えるという。

7日間は本能に従い、必死に相手を求め、なき続ける。

そう思って蝉時雨を聞くと、自然に居ずまいを正さざるにはいられない。



プラタナス

プラタナス

猛暑日や 実もまるまると プラタナス

人間にとってはこんなにつらい夏の日々。

特に今年は8日連続の猛暑日が続いているが、

プラタナスにとってはうれしい気候らしい。

青々とした葉が、生き生きと繁り、例年にまして大きな実をつけている。



プルーン

プルーン

プルーンの 皮まで甘き 猛暑かな

甘くて瑞々しいプルーンが送られてきた。

冷蔵庫で冷やしておいて、猛暑の中を家に戻ってかぶりつくと、

普段はとても食べられない皮まで甘く感じられる。

今年の夏は本当に暑い。



紫蘇

紫蘇

紫蘇の葉を きざんでかける ポン酢かな

暑い夏は野菜サラダに紫蘇をきざんでのせて、

ポン酢などさっぱりしたドレッシングをかけて、シャキシャキ食べるのが良い。

生野菜が胃や腸にやさしく働き、すっきり元気になるような気がしてくる。



桃(2015年)

桃

桃食めば 故郷の風 吹きよせる

夏の暑い日に、良く冷やした桃を食べた。

口にふくむと甘く瑞々しい果汁が広がり、

故郷の風が吹いてきたかのような気分にさせられる。