秋の酒

秋の酒

雨音を 捜しては飲む 秋の酒

夜中に目が覚めてしまった。

おみやげにもらった信州の酒を持ち出して、

折から降りだした雨音を肴に飲みはじめた。

遠くの木々の葉に落ちてくるかすかな雨の音を見つけては一杯。

屋根に降り落ちる音が聞こえてはまた一杯。

そうしているうちに信州の酒は空になってしまった。