春の雪

春の雪

なめくじのように消えゆく 春の雪

今年二度目の大雪が残していった雪はなかなか溶けなかった。

雪のあと一度春の陽気が訪れたが、それでも道路の端や庭の隅には、

黒く汚れた雪がいつまでも残っていた。

三月になったとたん週末に雨が降った。

しぶとく残っていた雪もしとしと降りつづいた雨には勝てず、

まるで塩をかけられたなめくじのように、あとかたもなく消えていった。