秋の月

秋の月

名月や 更地になった 母の家

母の家が更地になってしまった。

何もなくなった家の跡を見て

両親のおもい出がことごとく消えてしまったような寂しさを覚えた。

全ては変化し、なくなってしまうということは、

頭ではわかっていても、感情はついてこない。

夜になると秋の月が何もない土地を煌々と照らしていた。