法師蝉

法師蝉

病院の 門をいずれば 法師蝉

七月の健康診断で、精密検査が必要な異常が見つかった。

もし検査の結果が悪ければ、かなり深刻な状況と考えざるを得ない部位であり、

結果がでるまで、少なからず心配をさせられた。

幸いなことに、何かを覚悟しなければならない状況ではなかったが、

本当に安心のできない毎日だった。

病院を出ると、つくつく法師が夏の終わりを懸命に主張していた。