慈愛

慈愛

真夏日や 慈愛に満ちた 梅雨の花

連日、真夏日が続く中、いよいよ紫陽花も幕を下ろす時が近づいてきた。

七色に輝いていた花は色あせ、勢いを失ってしまった。

しかしこのおわりまぢかの花はやさしさにあふれている。

崩れおちる前に最後の矜持きょうじを保って、やわらかく慈愛に満ちている。

どこかの日陰で、この花達に囲まれて眠ることができれば、

どんなに気持が良いだろうか。