廃屋

廃屋

廃屋を 訪れるたび 疼く胸

母が他界して、母の住んでいた家は誰も人が住まなくなった。

人が住まない家はどんどんさびれていく。

壁のつたはますます勢いを増し、家の中は朽ち始める。

そんな廃屋になってゆく家を訪れるたびに胸の中に穴があいたような寂しさと、

もう母に会えないという心の疼きが襲ってくる。